ブログメニュー

カレンダー

<< February 2019 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

コメント

カテゴリー

記事一覧

検索

プロフィール

Feed

東京近郊の地盤の話

2018.09.08 Saturday

昨日は私が厳選した停電対策グッズをご紹介しましたが、セイコーマートが実際に車を電源に利用して営業を行っていたようです。
車をお持ちの方はカーインバーターを1台買っておくといいでしょう。
昨日の記事で書いたとおり車の性能に合わせたものを買うのがコツで、乗用車なら1000Wぐらいがちょうどいいです。

・・・

関東は今のところ大きな地震に見舞われてませんが、テレビではしきりに南海トラフが危ないと言われてます。
もっとも南海トラフが危ないと言われてるのは今に始まったことではありません。10年も20年も前から危ない危ないと言われ続けてきて一向に大きな地震が起きず、かわりに神戸や東北、熊本、北海道など別の場所で大きな地震が起こってます。
今回の北海道地震がトリガになって南海トラフが誘発される可能性がないとは言えませんが、そんなことなら既に3.11の時に起きてるはずのような気がします。

あるいは、既に他の場所の地震でひずみが解放されてしまってもう起きないのかもしれません。しかしそうなったらこれまでの周期が崩れたことになり、次に南海トラフで地震が起きるタイミングが全く予想できなくなりそれはそれで厄介です。

そもそも地震のタイミングを予想しようなんて考えることが野暮なのかもしれません。
地震予知の研究には莫大な予算がつぎ込まれてますが、肝心の精度といえば「今後30年以内に70%」というレベルです。

地震のタイミングは予想できませんが、被害はある程度予想できるのではないでしょうか。
例えば周辺に原発があればそれによる二次災害の発生が考えられます。
木造住宅が多い地域では同時多発火災が一つにまとまって火災旋風になるかもしれません。
地盤が弱ければ揺れが増幅して被害が大きくなりますし、液状化現象の恐れもあります。

・・・

地盤の強さは地質を見ればわかります。
これは国土地理院が公開している、東京のデジタル標高地形図です。

http://www.gsi.go.jp/common/000190520.jpg

見ての通り平坦だと思ってた東京が意外とでこぼこしてることがわかります。
このでこぼこは地殻変動で隆起したり川が削ってできたものです。
そういえば上京して初めて東京を自転車で走った時、意外とアップダウンが多くて驚いたことを思い出しました。
また、山手線に乗って景色を見てると高架を通ったり地面を掘って溝にした場所を通ったりしてることからも東京がでこぼこしてることが想像できます。

ところでこの地図を見てると恐ろしいことに気づきます。
東のほう、荒川や隅田川の流れてる場所は低くて平坦です。特に江東区とかやばくないですかね。
このあたりは荒川や隅田川が運んできた土砂が堆積してできた地域であり、昔から水害に悩まされてきました。なんと江戸時代までは利根川もここに流れてきてたのです!
しかも川が土砂を運んでくる前は海でした。

このあたりは下町として栄えてきた地域でもあり、浅草や錦糸町、亀戸もここに属します。そのため古い木造建築が多く、それが一つ不安の種であると言えます。
もちろん地盤はお察しの通りですが、スカイツリーもここに建ってるので必ずしもこの地域が危険というわけではありません。要は建て方次第というわけです。

一方で西のほうは岩が横たわってるように見えます。荒川と多摩川に挟まれたこの一枚岩を武蔵野台地といい、私はこの上に住んでます。
地図をよく見ると品川駅から東京駅、田端駅、赤羽駅にかけて山手線および東北本線がちょうど武蔵野台地とかつて海だった地域の境界を走ってることがわかります。これはかつての海岸線でもあります。
電車からの景色も左右でなんとなく雰囲気が違いますので乗る機会があれば確認してみてください。
どうやらこの線は昔から大事な境界線として認識されていたようです。地価もこれを境に不連続的に変わるのかもしれません。

それはお高く止まってる青山や六本木は島のような高まりの上にあり、庶民的な高田馬場は神田川が削った谷に位置することからも想像できます。

さて、さらに西へ目を向けると東京と埼玉の県境付近に湖が2つあり、その周りだけ山になってます。
この湖は多摩湖と狭山湖で、このすぐ近くに西武ドームと西武園遊園地があります。

なぜこんなところにポツンと山があるのか?
それは立川断層という活断層があるからです。
武蔵野台地の上に住んでる限り比較的安全と考えられますが、私の住んでる場所はこの地図を西にはみ出た場所なので立川断層が近いことが気がかりです。
立川断層が動いて直下型地震が起こることは絶対に無いとは言い切れません。また、その時は武蔵野台地全体が揺さぶられることになるでしょう。
ただ幸いなことは動く間隔が1万年と長く、私が生きてる間に動く可能性はそれほど高くないことです。もちろん地震に不意打ちはつきものなので油断は禁物です!
多摩湖と狭山湖はいずれもダム湖ですが、地震で決壊しないように今世紀に入ってから補強されてます。

・・・

標高地形図は地震や水害の被害を予想する上でとても役立ちます。
全国の地形図が国土地理院で公開されてますので、あなたのお住まいの地域も確認しておきましょう。

デジタル標高地形図|国土地理院

地形はその土地の成り立ちや、地下に隠されている時限爆弾の存在まで教えてくれます。
引っ越される場合は予算との兼ね合いもありますが、なるべく高台で活断層から離れた場所を選ぶべきです。
既にかつて海だった場所に住んでいておいそれと動けない場合も建物を補強したり地震保険に入って被害を減らすことはできます。
また、秩父のような周辺を高い山で囲まれた地形はテポドンの爆風や放射能から守ってくれます。ただしこれは諸刃で災害時に孤立するリスクも高いのでその分備蓄を多めに持っておく必要があります。

コメント

 

この記事のトラックバックURL

http://blog.hoju.jp/trackback/444

トラックバック

ページ先頭へ