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    悪人の更生は可能なのか

    2019.06.12 Wednesday

    前回、川崎殺傷事件や池袋暴走事件の事例から「パワハラや煽り運転のような比較的軽微な悪事を犯した時点で経済活動(社会)から締め出しておくべき」という持論を展開しました。

    あえて言おう、一人で○ねと

    これは岩崎隆一を被害者扱いした藤田孝典の対極を行くものであり、「更生ができなくなって余計に悪いことをするのでは」という反論が当然のように出てくると思います。

    ではそもそも論として悪人の更生は可能なのか?今回はそれをテーマにします。

    その前に前々回の記事、食人族という都市伝説ではコメント欄にてタンパク質の一種であるプリオンが如何にして病原性を持つかということに対してだいぶ説明を求められましたので、まずは分子生物学の基礎について解説しておきます。これは今回のテーマにも必要な知識です。

    ・・・

    人間の70%は水で、残りはタンパク質や脂質、糖、そしてミネラルでできています。
    人間を含む全ての生物は雑多な物質からできてますが、生物を特徴づける主役となってる物質はDNA、RNA、タンパク質の3種類です。

    DNAは生物の設計図で、これで顔の形や性格など多くのことが決まります。
    RNA(mRNA)は全体の設計図の中からひとつの部品の設計図をコピーして取り出したものです。
    タンパク質は生物の部品で、これが酵素として機能したり構造材となったりします。

    この3種類の関係はポンチ絵で表すとこんな感じです。


    (出典:セントラルドグマ - Wikipedia)

    DNAとRNAはよく似てますが、図を見て分かる通りDNAは2本鎖です。これは自己修復機能があり、原則として配列が変化しないことを意味します。
    DNAはアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4種類の塩基からなり、Aの相手はT、Gの相手はCと決まってるので片方の鎖の塩基でもう片方の鎖の塩基が決まります。

    5'-ATGATCCGG-3'
    3'-TACTAGGCC-5'

    5'、3'というのは蛇の頭と尻尾の関係だと考えてください。2匹の蛇が頭と尻尾を反対の向きに並び、そのまま絡みついたようなイメージです。

    細胞分裂の時は2本鎖がほどけてそれぞれの鎖に対応するもう一本の鎖が作られます。これは原則として全く同じものが作られますので複製といいます。
    (あくまで「原則として」なのでエラーで配列が変わってしまうことはあり、大抵は良くない結果を生みます。)

    一方でRNAは基本的に1本鎖です。
    遺伝子と呼ばれるDNAの一部の配列を片方だけコピーして作られますが、1本鎖であること以外に構造に含まれる糖と塩基がDNAと異なります。
    DNAではチミン(T)だった部分がRNAではウラシル(U)に置き換わります。

    前述の塩基配列のうち上の行がRNAに変換された場合このようになります。

    5'-AUGAUCCGG-3'

    なおこの配列は下の行、3'-TACTAGGCC-5'を鋳型に作られます。

    さて、おもしろいのはここからです。
    DNAやRNAはA、T(U)、G、Cの4文字しかありませんが、タンパク質は20種類のアミノ酸つまり20文字で表現されます。
    一体どうやってこれを変換してるのか?塩基3つがアミノ酸1つに対応するように変換されてるのです。



    この対応表をコドン表といいます。

    5'-AUGAUCCGG-3'

    この塩基配列は次のアミノ酸配列に変換されます。

    H2N-Met-Ile-Arg-COOH

    これはメチオニン、イソロイシン、アルギニンから成るトリペプチドですが、この程度のサイズではタンパク質らしい性質は出ませんので実際はこれよりももっと長い鎖が作られます。

    以上の話をまとめると、DNAからRNAが転写されて、それがアミノ酸配列に翻訳されてタンパク質が作られると言えます。これを分子生物学のセントラルドグマといいます。
    セントラルドグマは一方通行で、塩基配列→アミノ酸配列への変換はできても逆はできません。このことが本日のテーマを論じる上で重要になってきますのでよく覚えておいてください。

    なお、エヴァンゲリオンにもセントラルドグマが出てきますが、エヴァにも生物要素がありますので分子生物学のセントラルドグマから来たものと思われます。

    ・・・

    RNAからタンパク質への翻訳はリボソームという細胞質にある巨大な分子で行われます。
    リボソームがやってることは単にアミノ酸をくっつけて一本の鎖にするだけですが、実際のタンパク質は鎖が決まった形に折り畳まれていてそれが酵素というきわめて精巧な分子機械として機能したりします。


    (出典:タンパク質の構造とアミノ酸の種類 | バイオハック|おうちで学べる生物学)

    タンパク質の立体構造はアミノ酸配列によって決まり、リボソームで合成されると同時に自ずと熱力学的に安定な構造に折り畳まれると考えられています。
    プリオンは同じアミノ酸配列で安定な立体構造が2種類あり、それが正常プリオンと異常プリオンです。悪いことに異常プリオンのほうが安定なため正常プリオンが異常プリオンに出会うと異常プリオンに変わってしまうのです。

    タンパク質の機能を決めてるのもアミノ酸配列で、この違いがアルコールの分解能力、顔の形、そして性格などをある程度決めています。
    したがって人間は生まれた時点で性格や学力などがある程度決まっていると言えます。
    子どもが親に似るのはそのためです。

    ・・・

    さて、学力や性格が遺伝子で決まっているということは悪人の更生が不可能であることの強力な論拠となります。
    前述の通りセントラルドグマは一方通行ですので塩基配列が修正されることはありません。

    しかしながらこれだけでは悪人の更生が不可能であると言い切るには不十分と考えます。
    なぜなら人間のような高等生物は遺伝子の予備を持っていて、先天的な欠陥をある程度織り込んだ上で後から修正する能力があるからです。

    例えば悪酔いのしやすさを決めているアルデヒドデヒドロゲナーゼは相同染色体に1個ずつ持っていて、片方が壊れていてももう片方が生きていたらある程度は飲めます。
    また両方とも壊れている下戸でも少しずつ慣らしていけば別のルートで分解できるようになり、飲めるようになることがあります。(危険ですので安易に試してはいけません)

    このことから生まれつき何か性格に問題があったとしても育て方でなんとかなったりするのです。
    私も小さい頃は保育士に嫌われたり友達に意地悪をしたりいろいろと問題のあるクソガキでしたが今では普通に社会生活を送れています。
    何か問題が起きたとすればそれは私にイヤキチする人が悪いのです。

    おいこらク宗林、クズ坂、見てるか。

    ・・・

    この逆パターンとして生まれつきまともでも後からおかしくなることもあります。
    京都大学化学研究所のク宗林はこのパターンであると考えられます。

    親が女の子を望んでたためか女の子みたいな名前を付けられ、しかも後に女の子が生まれました。妹が生まれてから妹ばかり可愛がられてたことが想像できます。
    早生まれであったため子ども時代はさぞ過酷だったことでしょう。子どもは残酷ですから早生まれで体格の小さい子はいじめの標的になりやすいです。
    さらに悪いことに父親はDVで、平手打ちを日常的に受けていたという本人の証言もありました。

    おそらくこのような背景から柔道を始めたと考えられますし、また反骨精神から勉強に励むきっかけにもなったのでしょうか。
    少年時代は学校にトランプを持ち込んで怒られるような至って普通の少年でした。
    ここで理科の先生に「科学部に入ったら理科室でトランプさせてあげるよ」と言われたことが運命の分かれ道となりました。

    最初はトランプばかりやってたそうですが、やがて科学部の活動に励むようになってそれをきっかけに学問の道へと足を踏み入れました。

    学問の世界は非常にドロドロしていて毒に満ちています。大学院重点化前は今以上にアカハラがあったという話もあります。
    大学にいても毒に染まらない人もいますが、ク宗林の場合は機能不全家庭育ちだったせいであっという間に毒に染まってしまったのかもしれません。
    柔道部出身のため体育会系の悪い部分にも染まっています。
    また、ハロゲンや重金属などの化学的な毒も体を蝕んでいきました。

    こうしてたちの悪いアカハラ魔が誕生してしまいました。

    ・・・

    この一連の過程を物質的な側面で考察すると、DNAやタンパク質の修飾、変性がキーポイントとなっていると考えられます。

    DNAの塩基配列は基本的に不変ですが、化学的な修飾によって発現を調整されます。


    (出典:エピジェネティクスとは? | 国立がん研究センター 研究所)

    CpGアイランドと呼ばれるCG配列が高頻度にある領域はメチル化されることでRNAポリメラーゼが結合しなくなり、結果その遺伝子は不活性化されます。
    生まれた時はほぼメチル化されておらず、歳とともにメチル化の頻度が増えていきます。がん細胞ではメチル化が異常なほど見られます。
    また逆反応で脱メチル化されることもあります。

    ク宗林のDNAは幼少期に急激にメチル化が進行し、これによって内向的な性格が形成されたと考えられます。

    一方で発現を促進する修飾もあります。
    これはDNA本体ではなくDNAを巻き付ける芯にあたるタンパク質であるヒストンがアセチル基によって修飾されます。
    それによってアセチル化された部分が解けやすくなり、遺伝子が活性化します。

    柔道を始めたり京大を受験した頃に急激にアセチル化が進み、次第に活動的になっていったと考えられます。
    しかしメチル化された部分はほぼそのままなのでブレーキとアクセルを同時に踏むような状況が普通に発生し得ます。

    DNAやヒストンの修飾は微視的には可逆的ですが巨視的には不可逆的で、歳とともにどんどん修飾されてゴチャゴチャになっていきます。
    また、既に存在するタンパク質も発現の調節に関わっており、これらの副反応まで考慮すると話は非常に複雑になります。

    内情がドロドロな京大で博士課程、職員、助教を経験するうちにそのストレスに適応するように遺伝子の発現が調整されます。
    これは幼少期や少年期のメチル化やアセチル化に被せる形になりますので、これによって過去に形成された性格は不可逆的に固定化されていきます。
    さらにフッ化物イオンや重金属による被曝とアルコール依存はDNAやタンパク質に修復困難な傷害を与えて、それも人格を歪めました。

    ただクズ坂浩章とは対照的に酒を飲んだら良い人になるところが謎であります。おそらく根は悪い人ではなく、あの性格は後天的に作られたものであると考えてます。

    ・・・

    大人が子どもに戻れないことからもわかるように人間の成長は不可逆的であり、物質的な側面で見るとそれは不可逆的な化学反応の積み重ねであると言えます。
    それは折り紙に似ていて、ある程度進むともう後戻りはできません。
    小学生ぐらいまでなら修正できるかもしれませんが、それ以上になると修正は難しいでしょう。

    以上のことから悪人の更生は不可能であり、パワハラや煽り運転などの軽微な悪事を働いた時点で経済活動から排除する必要があると考えます。
    その結果として余計に悪いことをする可能性がありますが、かといって社会に居場所を与えたところで今度は別の悪いことをするだけです。
    一時的に更生したように見えてもいずれ化けの皮が剥がれるでしょう。

    ク宗林にしてもクズ坂にしても自宅に引きこもっててくれれば害はありません。
    生んで育てたのは親の責任ですから親が面倒を見ればいいのです。
    ところがクズの分際で下手にお金や社会的地位を持ったりすると非常にタチが悪いです。

    ・・・

    子どもを産むということはそれによって一生涯続くであろう様々なリスクを一手に引き受けるということです。
    引きこもりになるリスクも当然ながら想定しておく必要があります。
    この話もいつか取り上げようと思います。

    食人族という都市伝説

    2019.05.26 Sunday

    ブログを移転してからいろいろバグが見つかっては微調整してます。
    コメントを投稿してもなぜかブラウザに残ってしまうバグがあったので修正しました。

    コメントされる方にお願いです。
    毎回HNを変えてコメントされる方がいらっしゃいますが、荒らし、スパム、工作員と紛らわしいのでできればなるべくコメント毎にHNを統一して頂けたらと思います。
    一応IPアドレスや端末から誰が誰なのか大体把握してますが、ネットカフェやプロキシを通した場合わかりづらいのでご協力お願い申し上げます。

    なお、荒らし対策のとばっちりでネットカフェ、プロキシ、大学からコメントしようとすると弾かれる可能性が高いことは予めご了承ください。
    とばっちりで荒らし以外も弾かれうるためコメントを承認制にすることも考えましたが、クソコメをいちいち読むのも鬱陶しいのでシステム的に弾くのが最善と判断しました。

    ・・・

    さてさて、今回も荒れそうな話題です。
    皆さんはこの地球上のどこかに食人族が生息しているという都市伝説を一度は耳にしたことがあるかと思います。
    ガリバー冒険記やロビンソンクルーソーにも登場したネタです。

    まだ地球に開拓されていない場所が残っていた時代の人々は、海を隔てて遠く離れた土地に小人や巨人、食人族など自分たちとは違った種族が住んでるのではないかと思いを馳せたのでしょう。
    これは現代で凶悪なエイリアンが宇宙のどこかに生息しているという定番のSFネタにも通じるものがあります。

    では食人族は実在するのか?
    残念ながら(?)食人「族」はおそらく実在しません。
    宮崎勤のように稀に個人として食人するような異常者が出現することはありますし、飢饉の時に緊急回避的に行われることはあっても種族として安定に存在することはできないのです。
    なぜならプリオン病を発症して滅ぶからです。

    古今東西語り継がれてきた食人族伝説は、不運にも異常者に遭遇した話に尾びれがついたり、飢饉の緊急回避的な食人に不運にも遭遇してしまったことが発端であると考えられます。
    比較的最近の事件としてはパプアの宮崎勤に旅行者が喰われたケースが有名です。

    ・・・

    人間が人肉を食べたらどうなるのか。
    人肉は自分の体とほぼ同じ成分でできてるので、栄養的にはかなり優秀です。
    だからといって人肉を食べると恐ろしいことになります。

    まず寄生虫や病気が感染します。生食は一発アウトですし、火を通したとしても解体する時に感染する危険があります。

    そしてもっと恐ろしいのが狂牛病の原因にもなっている異常プリオンです。
    ところでプリオンとはタンパク質の一種で、誰でも持っていて通常は無害です。
    しかし、これと全く同じアミノ酸配列で折りたたみが異なるものがあり、これが異常プリオンと呼ばれて恐れられています。

    異常プリオンが体に入るともともとあった正常プリオンを異常プリオンに変えてしまい、異常プリオンがどんどん増殖していきます。
    飽和食塩水に塩の種結晶を入れるとそれを芯に結晶がどんどん成長していくようなイメージです。というかメカニズム的には同じです。
    やがて異常プリオンの塊が脳を破壊して人を死に至らしめるのです。

    厄介なことに異常プリオンは熱に安定で、しかも消化されずに生き残るため加熱調理してもダメです。

    では一体何をきっかけに最初の異常プリオンができたのか。
    これはよくわかってませんが、共食いが関係してると考えられています。
    狂牛病の場合、牛の肉骨粉が感染源でした。これは肉骨粉に異常プリオンが含まれていたために一気に広まったと言えますが、正常プリオンから異常プリオンへの変性も肉骨粉を消化する過程で起こったと考えられます。

    ・・・

    逆説的ではありますが、プリオンはそもそも共食いを防ぐためにあるのではないでしょうか。
    共食いは遺伝的多様性を減少させますので、個体数が制約されやすい大型動物にとって避けるべきことです。
    プリオンが共食いを防いだおかげで人類などの大型動物が生き残ってきたと考えるのは説得力があります。

    繁殖力が強く世代時間の短い昆虫や小型動物では共食いが生存戦略に組み込まれていたりしますが、この場合プリオンを最初から持ってなかったり、小型化する過程で耐性を獲得したと考えられます。

    ところで今日では大型動物においても共食いが見られるという異常事態が発生しています。
    チンパンジー、クマ、ライオンなどの野生動物が共食いしてるのを自然だと思ってはいけません。
    前述の通り共食いは飢饉などの非常事態で緊急回避的に行われる場合があります。
    つまり、これらの動物は終わりのない非常事態に直面しているわけです。

    原因が何なのか、察しのいい人はわかるでしょう。
    この非常事態は人類が文明を持つ前から始まっているため、既に遺伝子レベルで変質してます。
    遺伝子そのものが変質してるため保護区を設けて保護するというやり方は全く意味がなく、早かれ遅かれ異常プリオンで絶滅するでしょう。むしろ異常プリオンが人間社会に拡散する前に滅んだほうがマシかもしれません。
    このような状態になった動物は凶暴になりますので人を襲う確率も上がります。
    ニホンオオカミも生息域を追われて共食いせざるを得なくなり、そして狂犬病の感染源となったため絶滅に追いやられました。

    ・・・

    人間社会もある意味で共食いの様相を呈しており、人間の場合は人肉ではなく金品や資源を奪い合います。
    人肉食によるプリオン病の蔓延は起こりにくくなりましたが、そのかわりプリオンで抑止されないタイプの新しい共食いが蔓延するようになったとも言えます。
    戦争や紛争、格差による遺伝的多様性の喪失は人類の種としての存続を脅かしかねないという意味では人肉食とそう変わりません。
    形を変えた共食いにより人類が滅亡しないことを祈るばかりです。

    もはや科学としての体をなしてない生命科学

    2019.05.05 Sunday

    昨日多摩市では雹が降りました。
    イヤホンで動画を見て笑い転げてる最中でしたのですぐには気づきませんでしたが、外を見てびっくりです。
    ツイッターを見てると窓ガラスが割れたとか網戸が破れたという報告がちらほらとありました。

    うちはツルハシで殴りまくっても5分で人が通れる穴を開けるのは不可能なぐらい頑丈な窓ガラスが付いてるのでノーダメージでした。
    だからこそ雹が降っててものんきに動画見て笑い転げてられるわけです。
    窓ガラスの交換や補強は高くつきましたが、命が助かると思えば安いものです。
    東京に住むということは東京特有の災害リスクを引き受けるということであり、富士山噴火や首都直下地震、核ミサイル攻撃にはしっかり対策しておくことをおすすめします。

    太陽が膨張してるからか単なる地球の気候サイクルのせいなのかわかりませんが、歴史上の記録にないほど強力な台風に襲撃される危険もかつてないほどに高まってます。
    あまり考えたくありませんが令和も災害の時代になるであろうことは容易に想像できます。

    ・・・

    では表題に入ります。

    生命科学クライシス リチャード・ハリス著 過剰競争が招く研究の衰退 :日本経済新聞

    なんと学術雑誌に発表された実験の90%が再現できないという衝撃の事実があるのです。
    生命科学の内情を昔から見てきた私に言われてみれば別に驚くことではないというのが正直なところです。

    私は高校から大学3年まで生物をやっていて、大学院も生物系に行きたいと思ってました。
    ところが内情があまりにもひどいため生命科学には見切りをつけて化学に進路変更することに決めました。
    学問の政治利用で権力者に都合のいいインチキまみれ、研究はというとハラスメントが頻発していて純粋な知的探求などあったもんじゃありません。

    例えば生物多様性を口実にしたニホンザルとタイワンザルの混血個体の虐殺は人種差別に学術的お墨付きを与えるために行われてるとしか考えられません。
    もしかすると人間でやることを見越した動物実験かもしれません。

    ある掲示板でタイワンザル虐殺やインチキダイエット理論を批判すると私のほうがトンデモ呼ばわりされました。
    当然言うまでもなくウソをついてるのはトンデモ呼ばわりした助教やポスドクです。
    連中はロビー活動でウソ情報を定説として定着させてそれを飯のタネにしていますので、ウソがバレたら食い扶持を失うため歯向かう者は徹底的に攻撃します。
    学術的な反論ができなくなると人格攻撃にすり替えて、私の学歴を見て「Fラン」を連呼し始めました。
    これも私が京大に行った理由のひとつです。

    はっきり言って生命科学は学問としての体をなしてません!

    特に生態学や疫学はもともと再現性が怪しかったり立証できないことをいいことにやりたい放題です。
    中にはちゃんとした研究者もいますが、多くはいかに大衆を騙すか、役人を騙すかということに腐心しています。
    ありもしない問題をでっち上げて恐怖心を煽ったかと思えば難病が治るなど甘い言葉を言う、それで大衆も役人もコロッと騙されてしまうのです。
    連中からしてみれば「しめしめ」です。

    STAP細胞はたまたま話題になったからすぐウソだとバレましたが、あれは氷山の一角です。
    これだけ話題になることを予想できなかったというのがオボボの誤算だったのかなと思います。
    でっち上げるなら再生医療みたいなセンセーショナルなものではなく生態学や疫学、精神医学でやるべきでしたね。
    再生医療は安倍によって大金がバラ撒かれてるので(無駄)それに乗っかろうとしてやらかしたのでしょう。

    ・・・

    生命科学がこんなことになってしまったのは医学など一部を除けば商業的な利益を上げるのが難しいこと、そして政治利用しやすいからです。
    例えば生態学はお金になりませんので、政治家やそれを裏で操っている組織が人種差別を正当化する研究をするよう札束ビンタしつつ唆しました。これがタイワンザル虐殺問題です。

    疫学、医学はもともと政治との結びつきが強いので腐敗とでっち上げは生態学以上です。
    優生保護法なんかがその最たる例で、これはタイワンザル虐殺と車輪の両輪の関係でもあります。

    これらは国民の責任でもあります。国民が無知だからこのような不正と横暴が許されてきたのです。
    ダーウィン進化論をちゃんと説明できる人は周りにどのくらいいるでしょう?

    私の周りでも半分ぐらいの人は進化論をちゃんと理解してません。
    アカデミアの連中でもク宗リンみたいに専門が違えばパッパラパーですし、もっと言えば生物学者でも進化論の理解が怪しいやつはゴマンといます。
    これは教育が悪いのですが、学校でちゃんと生物学を教えないのはやはりウソがバレたら困る連中が肝心なことを教えないよう圧力をかけているためではないかと思われます。

    独学で勉強するにもウソ情報が氾濫しているため最初からちゃんとした知識を身につけるのは非常に困難です。私もかつてウソ情報を信じ込み、それに振り回されてきた経験があります。

    このブログでは一般の方々にわかるよう、今後も中立な立場から生命科学について解説していきたいと思います。
    アカデミアの不正と闇を暴き、真実に近いことを啓蒙していくことがアカデミアに見切りをつけた私の、せめてもの科学者の良心としてできることだと思ってます。

    技術と責任

    2019.03.24 Sunday

    今日で東京に来てから丸4年になります。自転車で上京したのがまるでつい先日のことのようです。
    だいぶ日が長くなって入射する太陽光線が確実に増えてるにもかかわらず異常に寒い日があります。
    大量のフラワーパウダーが凝結核となって雲ができやすくなり、それが太陽光線を遮るせいでしょうか。

    ・・・

    では表題に入ります。
    私はもともと生物が専門なので技術に対する責任問題にはとても敏感です。
    例えば野放図にクローン人間が作られたりしたら大変まずいことになりますし、限られた時間でできる実験で目先の安全性が確認された遺伝子組換え作物ですら自然界に出た場合に思わぬ影響が出る可能性があります。
    高度な技術には重大な責任が伴うということはどの分野にでもありそうな話ですが、生物学ではそれがより顕著です。

    このような重大な責任を伴う技術の一つに不妊治療があります。

    昨年1月、愛知県で三つ子の母親が次男を虐待死させました。
    この三つ子は自然に授かったのではなく不妊治療の結果です。

    不妊治療は無理に排卵を起こすため多胎になりやすいのです。
    これは母体にとって大きなリスクがあり、また産まれても育てられなかったりということもあるので減胎、つまり間引きする人もいます。
    やることがもうめちゃくちゃですよね。

    妊娠しないのは妊娠しないなりの理由があります。妊娠および出産は母体もろとも死の危険を伴うため、何らかの問題があれば妊娠しにくいようになっています。
    これは何億年もの進化の過程で獲得した安全装置ですが、医療介入はそれをわざわざ無効化してしまいました。
    医療介入で技術的には三つ子の出産に成功しましたが、精神的には持ちこたえられませんでした。

    ・・・

    この件に関して何やら母親に執行猶予を求める署名をやってる連中がいますが気が狂ってるとしか言いようがありません。
    また父親がダンマリしてるのも問題です。こんな頼りない父親だから尚のことあてにしてはいけないでしょう。
    支援団体がついてるというのも非常に怪しい話です。

    それと担当医がダンマリしてるのはどういうことでしょうか。
    お前が不妊治療しなかったらこの悲劇はなかったのだぞ。

    母親、父親、担当医、三人揃って人間のクズですね。
    医師は説明責任をきちっと果たさなかったものと思われます。
    なぜならきちっと説明責任を果たしてしまうと100人いたら95人は不妊治療を断念するからです。

    多胎になる可能性があること、減胎するかリスクを承知で産むか選択を求められること、産んだら膨大なコストと人員が必要になること、これらをちゃんと説明すればクソーリンも真っ青なぐらいの厳しい口調にならざるを得ません。
    口約束ではなく預金通帳や証券口座を見せてもらったり、産後頼れる人を10人ぐらい呼んできて面接してから不妊治療を行うべきです。そうすればこの悲劇は防げました。
    まあここまでやれば誰も不妊治療なんて受けなくなりそうですけどね。

    ところがこの医者は金儲けや自らの技術を誇示することしか考えておらず、不十分な説明と生半可な口約束で不妊治療を行って悲劇のきっかけを作ってしまいました。
    父親も自分が産むわけじゃなし、料金も大半を国に肩代わりさせてるので軽いノリで「お願いします」と言ったのでしょう。

    ・・・

    今後少子化で産婦人科の需要が減り、生き残りをかけて客単価の高い商売にシフトしていくであろうことを考えると悪い予感しかしません。
    不妊治療からの減胎手術はさぞかし儲かることでしょうな。

    このような良からぬことを考えてる医者はごく一部であること、またこんなヤブ医者をあてにする客は痛い目を見て妊娠できないことを祈るばかりです。

    何事にも技術には責任を伴うこと、技術的に可能でもやってはいけない場合があること、これをよく肝に銘じておきたいところです。

    ウイルスはなぜ宿主を攻撃するのか

    2019.01.31 Thursday

    1月中にSSL化するとか言っておいてできてませんwまあいつものことなので気長に待っててください。
    あえて言い訳をするとすれば体調不良です。ここ数日どうも風邪を引いたような感じなのです。

    最近すごくめでたいことがあったのですが、このせいで残念ながら立ち会うことができませんでした。
    全然電車に乗ってないのにどこで風邪をもらってきたのか、思い当たるのはスーパーか郵便局です。

    ところで風邪で医者に行くのは全く無意味であるばかりかマイナスしかないのでやめましょう。
    まず風邪のウイルスに直接効く薬はなく、風邪薬は市販だろうが処方だろうが症状を抑えるという対症療法しかできません。

    医者の薬のほうがよく効くと言う人がいますが、それはプラセボ効果と過剰処方で説明が付きます。
    「これは医者にもらった薬だから絶対に効くはずだ」と思って飲めば市販薬のパッケージだけ変えたものや、薬ですらないラムネでも効いてしまうものです。
    それに医者は有効成分の量が市販薬よりも多くなるように出す場合が多いようです。このほうが儲かるのとその時効果が出やすいからですがとんでもないですね。市販薬の用法用量は意味があって決められてるのに、それを超えて処方するのはODと同じで副作用や耐性がついてしまうリスクを伴います。

    そしてなんと言っても最大のリスクは余計な病気をもらうことでしょう。
    風邪で弱ってる時にいろんなウイルスや細菌が集まっているであろう病院に行くのは自殺行為と言ってもいいぐらいです。
    インフルエンザをもらってきたのでは何のために行ったのかわかりませんよね。

    さて、これが今回の表題の話に繋がっていくところであります。

    ・・・

    風邪にしてもインフルエンザにしても、ウイルスに感染すれば熱が出て喉が痛くなったり吐き気やめまいがしたりと大変苦しいことになります。
    これはウイルスが攻撃を加えているからで、それに対抗するために熱を出してウイルスの動きを弱めようとしたり白血球が応戦するわけです。
    風邪やインフルエンザが治る時は免疫系がウイルスに勝利した時です。一度勝利すると抗体ができるため、今後しばらくは同じタイプのウイルスには感染しにくくなります。

    ところでウイルスとは一体何なのでしょうか。
    漠然と生物の一種だと思われがちですがそれは間違いです。ウイルスは生物ではありません!

    そもそも生物の定義に当てはまるには(1)複製能力を持つ、(2)代謝を行う、(3)膜系など外界との境界を持つという三要素を満たしている必要があります。
    ウイルスはDNAやRNAをタンパク質の殻で包んだだけという単純な構造をしてますから、(1)は不完全で(2)はなく、(3)も脂質二重膜を持つ生物の細胞とは大きく異なるものです。
    したがってウイルスは生物ではなく「結晶」のようなものと言ったほうが正しいのです。

    ウイルスは自分で複製や代謝ができないからこそ他の細胞に寄生する必要があり、それがウイルスを特徴付けていると言えます。
    ウイルスが細胞に付着すると細胞の中にDNA(レトロウイルスの場合はRNA)が入り込み、細胞内のポリメラーゼやリボソームを拝借して勝手に自分の部品を作らせます。
    部品ができるとそれらは中で固まってウイルスになり、やがて外に出て次の細胞へと感染します。これがウイルスの基本的な生活環です。

    別に何も悪いことをしないのであれば少しぐらい細胞のものを拝借されたり栄養を取られても大して害はありません。実際に無害なウイルスが多数私達の体の中にその存在を知られることなく住み着いていると思われます。
    むしろそれらは有用であるとすら言え、人間のDNAにはレトロポゾンという太古の昔からウイルスが感染して作ってきた痕跡が多数残っています。これは進化を助けたり、時には種をまたいで遺伝子を運搬する役割を担ってると考えられます。

    少し話が脇道に逸れましたが、なぜ風邪やインフルエンザは人間を攻撃して場合によっては死に至らしめるのでしょうか。宿主を死なせてしまえばウイルスもおしまいで、これは一見何の得にもならないように思えます。

    実はこれは人間の行動パターンを読んだ策略なのです。
    熱が出たり吐き気が止まらなかったらどうしますか? 病院に行きますよね。私は極力自分で治そうとしますが、そういう人は少ないでしょう。
    病院には体が弱った人がたくさんいるので、ウイルスにとってみればチャンス以外の何物でもないわけです。
    つまり、ガンガン攻撃して熱を出したり吐き気を催したりするほど病院に行ってウイルスをばら撒くことになるという行動パターンを完全に読まれてしまってるのです。

    もちろん、ウイルスが考えてそうしてるわけではありません。ウイルスは生きてすらいないですが、仲間を増やす時に生物と同じようにコピーミスが起こることがあります。攻撃性の強いコピーミスが出た時にそれが人間の行動パターンに当てはまってうまく生き残ってしまったというだけの話です。

    これに関連してもう一つ興味深い話があります。
    日本脳炎ウイルスはブタにも感染しますが発症しません。これはどういうことなのか。
    もし仮にブタに感染した日本脳炎が人間と同じように発症してしまったらどうなるでしょうか。ブタもろとも殺処分されますね。
    つまり、ブタに感染した場合は気付かれないように大人しく潜伏するように進化したと考えられます。

    ・・・

    ウイルスは世代時間が短いためとても早く進化することができます。今日では地質時代と比較しても何桁も速いペースでウイスルが進化しており、それが毎年のように新しいインフルエンザが流行している原因と言えます。

    冒頭で「一度勝利すると抗体ができるため、今後しばらくは同じタイプのウイルスには感染しにくくなります。」と述べましたが、原始時代であれば一度かかって治れば一生かからないのが普通だったと思われます。
    これがなぜ毎年のようにかかるようになってしまったのか。人口が増えたり畜産のせいで進化のスピードが上がり、人間の免疫で追いつけなくなってしまったためです。

    今はインフルエンザウイルスのアキレス腱であるRNAからDNAへの逆転写を逆転写阻害剤で止めてやったら治ることが多いですが、この手はいつまで通用するかわかりません。細菌が抗生物質に耐性を付けるようにいたちごっこが繰り広げられるでしょう。

    やはり、本質的には人間のほうが世代時間を短くして回転を速くすることでウイルスの進化に対抗すべきです。
    ところが実際に起ってることは少子化に晩婚化、人類は完全に劣勢で、文明が生み出した武器を突破されてしまったら敗北しかねません。
    最近小学校六年生が20代女性と性行為を行って女性が逮捕されたというニュースがありましたが、恋愛に第三者それも国が介入してウイルスを利するとは本当にこの国はバカげたことをやってるなと思った次第であります。

    ごく一部の人にしかメリットがないであろうプログラミングを学校で教える前に生物学をちゃんと教えなければなりません。
    ところが役人は馬鹿ばかりなのは言わずもがな、プロの生物学者すらホラ吹きや御用学者ばかりでマトモに教えられる人がいないときた。困ったものです。

    私を生物の「先生の先生」に指名して未来の生物教師をたくさん育てるようなプロジェクトを始めてくれたら喜んで行きますが、そんなことはありえないでしょうね。
    何しろ私は生物学で権力持ってる連中からすると敵ですからね。

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