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DNAに残る人類とウイルスの攻防戦

2021.02.23 Tuesday

先月あるところに旅行したので旅行の記事を書きかけてましたが、人類とウイルスの攻防戦の歴史について興味深い話が出てきましたので今回はそれについて書くことにします。
旅行ネタは次回の楽しみにしててください。

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人類とコロナウイルスの戦いはいつ頃から続いてきたのでしょうか。
この問に対して、OIST・沖縄科学技術大学院大学のスバンテ・ペーボ教授の研究グループから興味深い研究結果が発表されました。

ネアンデルタール人由来 遺伝子が“重症化予防”|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト

この記事ではコロナの重症化を予防する遺伝子、そして重症化の原因となる遺伝子がネアンデルタール人から受け継がれたと述べられています。
また、重症化遺伝子は重症化を予防する遺伝子の5倍も影響が強く、両方の遺伝子を持ってると重症化のほうが勝ってしまうことがわかっています。

さらに両遺伝子とも世界中に均一に分布せず、重症化を予防する遺伝子はアフリカ以外に広範囲に分布し、重症化遺伝子はヨーロッパで最大16%、南アジアではなんと60%もの人が持っているのです。
ほとんどの日本人や中国人は重症化を予防する遺伝子のみを持っています。

・・・

過去記事に書きましたが、国内のコロナ感染者の多くは外国人であることがわかっています。

COVID-19は「ただの風邪」なのか
では一体なぜ日本人はCOVID-19に強いのか。これはCOVID-19のスパイ遺伝子を持ってる割合が低いからではないかと考えられます。
スパイ遺伝子とはウイルスに協力して中から破壊活動を行う遺伝子のことで、例えばヘルペスウイルスの一種であるHHV-6のスパイ遺伝子であるSITH-1は誰でも生まれつき持ってます。この遺伝子は我々の祖先が、ヘルペスウイルスの祖先によって仕組まれたものであると考えられます。

同じようにCOVID-19もウイルス自体は小さくて弱いので、祖先が人類に潜り込ませたスパイを使うことで攻撃するのです。
ところがスパイ遺伝子が人類全体に広がらなかったり、長い年月を経てスパイが排除されたりして人種や民族ごとにスパイの保有率にムラがあります。
スパイ遺伝子を持ってない人にCOVID-19が感染してもサイトカインストームが起こらず、したがって無症状となります。


答え合わせになりましたね。
ここで言う「スパイ遺伝子」がまさに重症化遺伝子のことであり、このような生存に不利な遺伝子をなぜ保有しているのかと言うとウイルスによって仕組まれたからです。

ただしこの重症化遺伝子がコロナの祖先によって仕組まれたかと言うと疑問符が付きます。執筆時はその可能性を考えずに書きましたが、もしかすると別のウイルスが仕組んだスパイ遺伝子をコロナが利用するようになっただけかもしれません。
もしコロナの中から重症化遺伝子と類似の塩基配列が見つからなければ他のウイルスが仕組んだということでしょう。仮にそうだったとすればそのウイルスはスパイを無断利用されたコロナに負けて現在では生き残ってない可能性が高いです。

重症化遺伝子は変異によって排除されていきます。これが排除しきれずに残っているとすれば排除してもまた仕組まれた、あるいは長い間重症化遺伝子を呼び覚ますウイルスによる受難を受けなかったということではないでしょうか。
ペーポ教授らの発表では重症化遺伝子がコレラ等の他の病気に対してはプラスになったのではないかと述べられてますが、私はそうではないと考えてます。

・・・

重症化遺伝子、重症化を防ぐ遺伝子の存在は人類とウイルスの攻防戦の痕跡と言えます。
ウイルスが人類にスパイとして重症化遺伝子を仕組み、そして人類のほうは重症化を防ぐ遺伝子で対抗しようとします。
日本人においては全体の30%が重症化を防ぐ遺伝子を保有したまま重症化遺伝子だけが排除されました。
重症化遺伝子が排除されたということは重症化遺伝子が変異して失活した個体ばかりが生き残ったということですので、それは決して穏やかな過程ではなかったでしょう。

一方で南アジアや欧州では重症化遺伝子が排除されてもまた仕組まれた、あるいは長い間受難がなかったおかげで現在でもかなり残ってしまっていると考えられます。
スパイは命令があって初めて破壊活動を行います。命令を出すのはコロナ等のウイルスであり、ウイルスが命令を出さなければ重症化遺伝子があっても生存率には影響が出ないため結果として遺伝子プールから排除されずに残ってしまうのです。

・・・

最後に、なぜウイルスがネアンデルタール人あるいはその祖先に重症化遺伝子を仕組んだのか、その戦略について述べます。

ウイルスが宿主を積極的に攻撃するというのは実は対人に特化した戦略で、野生動物相手だとうまく行きません。
野生動物は基本的に病気になった仲間がいると見捨てるので、ウイルスにとっては感染機会を失うことになります。

しかし人間は病気になった仲間を助けようとしますので、攻撃して熱を出したり弱らせるほど感染機会に恵まれます。
つまり熱が出たからと言って慌てて病院に駆け込むという行動パターンはウイルスの思うつぼなのです。

このことはウイルスはなぜ宿主を攻撃するのかで詳しく述べています。

人間はもともとサルでしたので、遠い祖先は野生動物と同じで病気になった仲間を見捨てていたと考えられます。
その時代はウイルスにとって積極的に攻撃することはマイナスでしかないので、インフルエンザやコロナのような凶暴なウイルスはほぼ存在しなかったでしょう。
仮に何かの間違いで凶暴なウイルスが出てきたとしてもそれが人間の行動パターンにはまらなければ淘汰されます。

さて、ネアンデルタール人の生態は現在の人間にかなり近かったことがわかっています。

ネアンデルタール人の埋葬を改めて確認 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

ネアンデルタール人は死んだ仲間を埋葬してました。しかも埋葬された場所から花粉が見つかっていることから、その時に花を添えていたと考えられています。
また、その遺体は歯が失われていたり腰と背中に問題があったことから誰かの世話にならなければ生きられない状態であり、このことはネアンデルタール人には弱ったり病気になった仲間を助ける習性があったことを示唆しています。

この習性がウイルスの標的になったことは間違いないでしょう。
ネアンデルタール人が最初かどうかはわかりませんが、少なくともサルとネアンデルタール人の間のどこかの時点で人類に仲間を助ける習性が生まれ、そしてそこを弱点として狙うようにウイルスが進化してきたと考えられます。

やがてウイルスは簡単に攻撃を加えられるように重症化遺伝子を人類に組み込みました。
ウイルスはとても小さいのでウイルスだけで攻撃しようとすると先に免疫によって排除されてしまいやすいですが、人類のDNAにスパイを潜り込ませることでスパイに命令するだけで効率的に破壊活動を行うことが可能になります。

コロナの重症化遺伝子がネアンデルタール人から受け継がれたという事実は、ネアンデルタール人が現在の人間と同じ慈愛を持っていたことの裏付けでもあるのです。

COVID-19は「ただの風邪」なのか

2020.09.13 Sunday

当ブログで新型コロナウイルス、COVID-19について取り上げたのは本年4/9付けのコロナウイルス(COVID-19)は今後どうなるかが最後でした。
これ以降長い間COVID-19の記事を書かなかったのは情報が錯綜していたり不確定性が大きかったからです。
例えばただの風邪だという論調が出てきたと思えばそれが否定されたりということが繰り返されてました。

COVID-19が既に全世界に拡散し、多種多様な進化を遂げてしまってる以上は一部の仲間がただの風邪に成り下がってたとしても凶悪な種類の仲間が残ってるならただの風邪と侮ってはいけません。
また、人種や民族によって感受性に差があることも話をややこしくしています。
ウイルスの進化はべらぼうに速いため、記事を書き始めてから投稿するまでに数日かかればその間に書いてた内容が古くなってる可能性もあり得ました。
そのため5ヶ月もこの話には触れなかったのです。

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つい先日、ピーチ・アビエーションの機内でマスクを拒否した男性が途中で降ろされるという事案がありました。
これは社会のコロナ疲れを象徴する事件と考えていいのではないでしょうか。
私もマスク生活にそろそろ疲れてきてマスク無しで街を歩きたいと思うようになってきました。
周りの目線が厳しくなることを考えるとなかなか難しいですが。

というわけで本題に入ります。

結論から言うと、まだただの風邪ではないものの、ただの風邪にだいぶ近づいてきたという感じです。
確かに今年の2月時点では大変恐ろしいウイルスでしたが、コロナウイルス(COVID-19)は今後どうなるかで解説したように強い攻撃性は最初有利になっても長期的に見ると不利になるため、しだいに弱毒化していくという楽観的シナリオが当たってるように感じます。
なお、その記事には悲観的シナリオとしてウイルスによるマインドコントロールが始まるとまずいということを書きましたが、それが始まる兆候は見られません。
何やらコロナに便乗した差別や誹謗中傷、犯罪が問題になったりしてますが、それはCOVID-19によるマインドコントロールではなく人間がもともと持っている問題が顕在化しただけだろうと考えられます。(実はこれは別のウイルスの仕業と考えられる→人間の持つ有害遺伝子はウイルス由来か

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7月にコロナの第二波が来たと言われて私もそれを怖がったのは記憶に新しいところです。
しかし第二波を否定する驚愕のデータがあります。

これが本当だとすると大変なことですが、私はこれを見た時外国人差別を目的としたでっち上げではないかと疑いました。
そしてリプを掘ってると厚労省のデータを元にしてるようで、これがでっち上げでないことがわかりました。

では一体なぜ日本人はCOVID-19に強いのか。これはCOVID-19のスパイ遺伝子を持ってる割合が低いからではないかと考えられます。
スパイ遺伝子とはウイルスに協力して中から破壊活動を行う遺伝子のことで、例えばヘルペスウイルスの一種であるHHV-6のスパイ遺伝子であるSITH-1は誰でも生まれつき持ってます。この遺伝子は我々の祖先が、ヘルペスウイルスの祖先によって仕組まれたものであると考えられます。

同じようにCOVID-19もウイルス自体は小さくて弱いので、祖先が人類に潜り込ませたスパイを使うことで攻撃するのです。
ところがスパイ遺伝子が人類全体に広がらなかったり、長い年月を経てスパイが排除されたりして人種や民族ごとにスパイの保有率にムラがあります。
スパイ遺伝子を持ってない人にCOVID-19が感染してもサイトカインストームが起こらず、したがって無症状となります。

なお、スパイ遺伝子は人から人へ水平に感染するということはありませんのでご安心ください。
ウイルスに感染してスパイ遺伝子を埋め込まれるということもリスクとして考慮すべき確率では起こりません。
ただし親から子へは遺伝しますので、親族がCOVID-19に感染して発症した場合は注意が必要です。

COVID-19の弱毒化とはスパイ遺伝子を刺激しない方向へ進化してると言えます。

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日本人に感染するリスクが低く、なおかつ弱毒化してるのであればこれまでのような過剰なコロナ対策は緩めていかなければなりません。
東京都知事の小池百合子は未だに営業短縮だの言ってますが、お気に入りの店が潰れたりして大変迷惑してます。
ソーシャルディスタンスと称してテーブルを半分しか使えなくするのも客の回転率を下げて経営を圧迫します。
0コンマ0何%という陽性率で果たしてここまでやる必要はあるのでしょうか。

コロナがただの風邪だからマスクをするなという論調には引き続き慎重であるべきとは思いますが、過剰に恐れることによる経済への影響もまた見過ごせなくなりつつあります。
そもそもマスクでコロナが防げるかどうかもだいぶ怪しいですし、どうしてもコロナにかかりたくない人は外に出ないというのが最良の対応ではないでしょうか。
それを言い出せば営業時間でコロナがコントロールできるという意味不明な理屈にも突っ込まなければなりませんね。

ただの風邪と言うにはまだ少し早いにしても社会的にはインフルエンザと同等の対応で十分でしょう。
それとも冬になってインフルエンザの死者がコロナの死者を追い抜けばまさかインフルエンザにも過剰対応が要求されるようになるのでしょうか…。

サイズの生物学の話

2020.09.04 Friday

9月になりました。
先日ようやく涼しくなったかと思いきや、今日の東京はなかなかの猛暑日でした。
新潟では40度を超える猛暑日が続いてるようですので熱中症にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。

本日高松市内で幼い姉妹が熱中症の犠牲となりました。
子どもの熱中症リスクは大人よりずっと高いです。
未だにエアコンのついてない学校があるというのは信じられない話で、エアコンがないことを理由に夏場は自主休講してもいいぐらいです。
これは後述しますが勉強を教える立場であるはずの教職員や教育委員会が中学レベルの数学もできてないという話になります。

子どもの熱中症リスクが高い理由はサイズの生物学で説明することができます。
昨日あるネット配信でサイズの生物学が話題に上りましたので、今回はサイズの生物学について解説することにします。

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地球上には直径1μmの古細菌から都市ぐらいあるキノコまで、多種多様なサイズの生物がいます。
動物だけに限って考えても動物プランクトンからクジラまで、そのサイズは様々です。

サイズは生物にとって大変重要なパラメーターです。
サイズが違えば食事量、縄張りの広さ、動きやすさも違ってくるためそれは生存戦略の違いとして現れてきます。
また、サイズが大きいほど体内時計の振り子は遅くなるので時間があっという間に過ぎるように感じます。

子どもの頃は1年がとても長く感じなかったでしょうか。
それは体が小さいために体内時計の振り子が速く、同じ1年でも振り子をたくさん刻むことができたためです。

体内時計の振り子の速度を決めてるのは何かというと諸説ありますが、心臓の動く速度や体積あたりの代謝量が体内時計の速度に概ね比例していると考えられてます。
ゾウは心臓が大きいのでゆっくり動きますが、ネズミは小さな心臓が速く動きます。
そして驚くべきことに一生の間に心臓が動く回数はどちらも20億回なのです!
ゾウとネズミの寿命は大きく違いますが、体感時間は同じくらいであろうと考えられてます。

代謝量という視点で見ると、ゾウもネズミも恒温動物なので体温を一定に保たなければなりません。
体内で生成された熱は表面まで伝わって逃げていきますので、逃げるのと同じだけの熱エネルギーを生み出す必要があるわけです。

体温の一部は尿などの排泄物でも持ち出されますが、割合は多くないので無視します。
あくまで体温が全て表面から逃げていく前提で考えます。

長さが2倍になると表面積は4倍になり、個体として見ると4倍のペースで熱が逃げることになります。
ところが体積は8倍になるため、体積あたりの熱エネルギーの生産量は半分で済むのです。
このことは体積あたりで見るとネズミはゾウよりもずっと多くのエネルギーを消費してるという話になります。

体積あたりエネルギー消費量が多ければ活性酸素もたくさん発生するため老化が早まります。
これで寿命の違いを説明できると言われてましたが、現在では寿命はサイズによる生存戦略の違いから二次的に決まってると考えられてます。

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それではサイズの生物学から子どもの熱中症リスクが大人に比べて高い理由を説明します。
体が小さいほど体積あたりの表面積が大きくて熱が逃げやすいということは、周囲の温度のほうが高い場合は熱を吸収して速く暖まってしまうということでもあります。
人間は気温20度ぐらいであれば生命活動の結果出てきた熱をベースに、足りない分を余分な代謝で補うことで体温を保ってます。
気温が高くなれば余分な代謝を縮小することで体温が上がりすぎないようにします。

ところが30度を超えてくると余分な代謝を縮小する余裕がなくなってきます。
このままでは絶対に必要な生命活動を縮小しなければならず、これは栄養を利用したり毒を処理するということがうまくできなくなることを意味します。
それを避けるために汗を出すことで気化熱で体温を下げて対応します。

しかし体が小さければ体積の割に冷やさなければならない表面積が大きいため、体積あたりでは速く水分を失うことになります。
これは脱水症状のリスクが高いことをも意味します。
冷やさなければ毒を処理できず、しかし冷やすと水分が足りなくなってしまうという板挟みです。
この状況に陥った場合は早期に対処しなければすぐに致命的な結果となります。

表面積は長さの2乗に比例し、体積は長さの3乗に比例する。

学校の関係者はこの事実をよく覚えておいてください。

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サイズの生物学は熱中症だけでなく様々な病気に対しても適用することができます。
子どもが風邪を引いた場合のダメージは大人よりもずっと大きいですからただの風邪でもなるべく移されないように避けるべきです。
恐ろしいことに風邪を引いた回数が多いと余計なエネルギーが使われてしまうため、それが成長の妨げとなって成人後の身長にも影響するという説があります。
大人になって体が小さければ熱中症や感染症に弱いというハンデが一生続いたり老化が速まることを意味しますのでこのリスクを過小評価してはいけません。

しかし体が小さいことは悪いことばかりではなく、子どもの頃のように長い1年を過ごしてより多くの経験に満ちた有意義な人生を送れるということでもあります。
人類の祖先にもなった小型の哺乳類が恐竜を滅ぼした小惑星による大絶滅を生き延びたように、小さい体はリスクが高い分だけ適応能力にも長けています。

親心としては大きく育つに越したことはありませんが、小さくなってしまった場合でもその小ささを取り柄にするかどうかは育て方次第、そして本人次第です。

男女の性格や考え方の違いもサイズの生物学が大いに関係してるでしょう。
考えてみれば大きな女性は男性的な性格をしてる場合が多く、小さな男性は女性的な性格をしてる場合が多いように思います。

アベノマスクはガーゼとしてなら使える

2020.07.02 Thursday

皆さんのもとにはアベノマスクは届きましたでしょうか。
私はアベノマスクをだいぶ前に受け取りましたが開封すらしてません。
コロナの思い出として記念にとっておくつもりです。

安っぽいガーゼマスクにしてはえらくコストがかかってる、その割にはカビが生えてたりして品質に問題があるなど、巷ではあまり良い話を聞きません。
まあ政府が提供するものにまともな品質と価格を期待するのは野暮というものです。
政府が提供するものは公教育といい国立大学といい、高かろう悪かろうがデフォですから。

ばらまかれた10万円も後から増税で何倍返しにもなって回収されるので覚悟しておきましょう!

余談ですがツイッターにアベノマスクは受取拒否しましたと言うおもしろい人がいました。

無能弁護士から送りつけられてくる脅迫内容証明郵便であれば保管期限まで居留守してたら勝手にUターンしていきますが、アベノマスクは郵便受けに投函されるので受取拒否はできないはずです。
もしかしてこの方の家には郵便受けすらないのでしょうか…。

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それでは本題に入ります。
昨日、ドラッグストアの店員さんにいいことを教えてもらいました。

アベノマスクはマスクとしてではなくガーゼとして見れば使えると。

マスクや消毒液の流通状況は改善してきましたが、ガーゼは今でも品薄です。
切って使ってもいいですし、ひもを結べば固定できるのでテープがない場合の応急処置にも適してます。
災害時の怪我の手当などに使えるので、アベノマスクをまだ使ってない人はもしもの時の備えとして救急箱に保管しておくことをおすすめします。

ところで、アベノマスクを受取拒否したと言う方はダニやカビに汚染されてることを心配されてました。
もちろんアベノマスクをガーゼとして使うのは手元にあるアベノマスクが綺麗で品質に問題がないことが前提です。
個包装された滅菌ガーゼがあればそれを使うに越したことはありませんが、背に腹は代えられない状況ならアベノマスクでも無いよりマシでしょう。

市販のガーゼやタオルでも保存状態が悪ければすぐにカビや害虫に汚染されます。
気になる方はエタノールや熱湯で消毒し、乾燥剤または使い捨てカイロと一緒にジップロックに入れて密閉しておくといいです。
害虫もカビも水分や酸素がなければ生きていけません。

・・・

私もアベノマスクは愚策だったと思います。アベノマスクに限らず政府のやることはどれもこれもろくでもないです。
しかし今更批判しても無駄遣いされた税金が戻るわけでもないので、どうにか有効利用する方法を考えたほうが建設的ではないでしょうか。

アベノマスクをガーゼとして使うことを教えてくれた店員さんは私の知り合いです。
マスクや消毒液が品薄だった頃はうるさいお客さんの相手に心を砕いてました。

今後大地震などでガーゼが品薄になり、記憶に新しいマスク戦争が今度はガーゼで再現されることは十分に考えられることです。
いざという時に命を落としたり人に迷惑をかけなくていいように日頃から準備しておいてください。
これは店員さんからのお願いであり、私からのお願いでもあります。

うつ病にはヘルペスウイルスが関係していた

2020.06.15 Monday

前々回の記事、人間の持つ有害遺伝子はウイルス由来かでは、自害行為や他害行為などの原因となる有害遺伝子はウイルスによって仕組まれたと考えれば進化的にうまく説明できると述べました。

新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した結果、免疫系が自分の細胞を攻撃してしまうのは個体の生存にとって不合理的です。
失業や健康問題などで追い詰められた結果、テレビに出ている人間をいじめて自殺に追い込むのは種族の生存にとって不合理的です。
これらの行動原理は遺伝的プログラムのバグであり、一見すると長い進化の歴史のうちに修正されてるか人類ごと淘汰されてなければおかしいように思えます。

ところが人間の遺伝子の総体であるヒトゲノムのうち実に半分近くはウイルス由来で、人は生まれつき多数のウイルスを飼っていてウイルスによって仕組まれた遺伝子が多数存在するのです。
このことはウイルスの生物学的存在意義は何かにて述べました。

その中には宿主である人間から見ると不合理的な行動を引き起こすものも多数あります。
例えば新型コロナウイルス(COVID-19)によってサイトカインストームという有害な免疫反応が起こるバグは、言わば過去に仲間のウイルスによってヒトゲノムの中に送り込まれたスパイのようなものです。
生物ですらないウイルス単体では攻撃力が弱いので、人間の遺伝子にあらかじめスパイを送り込んで合図があれば中から破壊活動を行うように周到に準備をしていたのです。
民族による死亡率の違いはスパイ遺伝子にどこまで汚染されているかということではないかと考えています。

以後、ウイルスによって仕組まれたと考えられる有害遺伝子はスパイ遺伝子と呼ぶことにします。

コロナ禍に起きた悲劇である木村花さんを死に追いやった誹謗中傷もスパイ遺伝子の仕業かもしれません。
人間が仲間同士で殺し合うと遺伝的多様性が失われてウイルスにとって有利になります。
つまりウイルスの策略にまんまと引っかかってるということに気づかなければなりません。

スパイ遺伝子は人間にとって有害無益なため自然選択で除かれていきますが、ウイルスによって次々に送り込まれてくるのでいつまで経っても無くならないのです。

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前置きが長くなりましたが本題に入ります。
タイムリーなことにウイルスによって不合理的行動が引き起こされてることを裏付ける研究結果が発表されました。

うつ病の「引き金」物質を確認 疲労やストレスで増加(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 慈恵医大の近藤一博教授(ウイルス学)らは長年、疲労とウイルスの関係を調べ、疲労が蓄積すると唾液(だえき)中に「ヒトヘルペスウイルス(HHV)6」が急増することを突き止めていた。

 HHV6は、赤ちゃんの病気である突発性発疹の原因ウイルスで、ほぼ全ての人が乳幼児期に感染し、以降ずっと、体内に潜伏感染している。

 普段は休眠しているが、体が疲れると、HHV6は目覚め「弱った宿主から逃げだそう」と、唾液中に出てくる。その一部が口から鼻へ逆流する形で、においを感じる脳の中枢「嗅球(きゅうきゅう)」に到達し、再感染を起こしていた。

 近藤教授らは、再感染すると、嗅球で「SITH(シス)1(ワン)」というたんぱく質が作られ、この働きで脳細胞にカルシウムが過剰に流れ込み、死んでいくことを培養細胞やマウスの実験で突き止めた。さらに、嗅球の細胞死によって、記憶をつかさどる海馬での神経再生が抑制されていた。


なんとストレスによるうつ病の発症にはヘルペスウイルスの一種である「ヒトヘルペスウイルス、HHV-6」が関与していたのです。
うつ病は自殺の原因となることから自害的であり、また周りの人を困らせたり犯罪行為を誘発することから他害的でもあります。

HHV-6はほとんどの人が乳幼児期から持っていて普段は鳴りを潜めていますが、ストレスをきっかけに動き出して脳に回ります。
そうなると嗅球でSITH-1という遺伝子が発現してタンパク質が作られ、それが細胞死を引き起こしてうつの発症に繋がるのです。

おそらくSITH-1はヘルペスウイルスが仕組んだスパイ遺伝子であろうと考えられます。
HHV-6から同じ遺伝子またはよく似た遺伝子が見つかればビンゴですし、現在のHHV-6になくても近縁のウイルスから見つかればHHV-6の祖先ウイルスによって仕組まれたことを裏付ける根拠となるでしょう。

また、この発見はHHV-6の感染を防ぐことでうつ病が予防できることを示唆しています。
もしワクチンによって防ぐことができればこれは大変画期的なことと言えます。

もしや乳幼児期の感染源は親あるいは親のママ友の産後うつではないか…と疑いたくなります。
保育士の過労も感染源となり得ます。
ということはワンオペ育児や保育士の労働条件を改善すればHHV-6の世代間感染を抑制できるかもしれません。

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治療法という点ではSITH-1を阻害するという新しいアプローチが見えてきます。
ただ、SITH-1を阻害してもそれはやはり対症療法の域を出ないため、うつ病の根本的な治療法としてはやはり原因となるストレス源から離れる他ないでしょう。

ストレスで弱ったところを攻撃してくるウイルスがまさかHHV-6しかないということはなく、SITH-1を阻害しても別のウイルスやスパイ遺伝子による症状が出ることは想像に難くありません。
HHV-6の感染抑止やSITH-1の阻害というアプローチを安易に高ストレス社会の正当化に繋げるようなことは絶対に避けなければなりません。

スパイ遺伝子はもともと人体に備わっているメチル化という機構によっても封印可能と考えられるため、乳幼児期の感染機会やスパイ遺伝子発現の刺激となる有害刺激を減らすというアプローチが有用ではないかと考えています。
これについては検証中でもあるので、いつか記事にするかもしれません。

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