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PCR検査と偽陽性について

2020.03.13 Friday

コロナウイルスが世間を騒がせてから早2ヶ月になりますが、最近にわかに「PCR検査」という言葉をよく聞くようになりました。
当ブログでも前回の記事でコロナかどうか確認するにはPCRという技術が必要で、これは手間とコストがかかるため希望者全員に行うのは難しいと述べてます。

そんな矢先、思いつきでとんでもないことを言いがちな孫正義が今度はこんなことを言い出しました。



大学生の頃の私なら彼の行動を絶賛したでしょう。
3.11直後に「これからは太陽エネルギーの時代だ、財団を作って政治に働きかけるぞ!」と息巻いてたのをマンセーしながら応援してた記憶があります。
しかし現実には市場が歪んで電気代が高くなり、ソーラーパネルによる環境破壊が起こりました。

今回の孫正義のこの言動を実行に移したとすればイタリアのように医療が根底から崩壊しかねません。

・・・

そもそもPCR検査とはどのような検査なのでしょうか。なぜコロナの検査にそれが必要なのでしょうか?

まずウイルスがどういうものかを説明しなければなりません。
ウイルスはなぜ宿主を攻撃するのかで詳しく説明してますが、ここではコロナウイルスに焦点を当てて解説することにします。

まず最初にウイルスは生物ではありません。
コロナが病原性大腸菌O-157のようなものだと誤解されてるきらいがありますが、O-157のような細菌と違って生きてすらいないのです。


(出典:NIID 国立感染症研究所)

コロナウイルスは球体の形をしていて、タンパク質でできた殻の中にはウイルスの設計図であるRNAが入っていて外側には突起がついてます。
この突起が太陽のコロナとよく似ているためコロナウイルスと名付けられました。

ウイルスはDNAやRNAのいずれかをタンパク質で包んだ粒子のようなものですから、自分の力で増殖することができません。
これはパソコンのウイルスがパソコンなしで増殖できないのと全く同じことです。

そこでどうするかというと、生物の細胞に寄生して細胞内の道具を無断借用して増殖します。
コロナウイルスは表面の突起で標的となる細胞に付着します。
そして中の設計図であるRNAを細胞に注入し、細胞は自分のRNAと外から来たRNAを区別できませんのでウイルスの部品となるタンパク質を作ったりウイルスの設計図をコピーしてしまいます。
そして細胞の中で部品同士が結合してウイルスになり、やがて外に出てきます。
これで細胞が死んだり、ウイルスがわざと有毒なタンパク質を作らせたりすることによって症状が出るのです。

ところで、ウイルスの持つRNAやRNAから作られたDNAを検出するにはそれをたくさん集めなければなりません。
検査対象者から取れるウイルスはごく僅かなのでそれを増やす必要がありますが、前述の通りウイルスは生物ではないためそれ自体を培養して増やすことができません。

そこでどうするかと言うと、わずかに採取したDNAを増やすのです。この技術がPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)です。

生物やウイルスは自身のDNAやRNAを「ポリメラーゼ」というタンパク質を使って増やします。
ポリメラーゼにはDNAを複製するDNAポリメラーゼ、DNAからRNAを転写するRNAポリメラーゼ、そしてRNAからDNAに逆転写する逆転写酵素があります。
このあたりの話は悪人の更生は可能なのかで詳しく解説してます。

余談ですが、平時は猫をかぶってそれと気付かれないように生活してる人間のクズがコロナウイルスの感染やそれに付随するパニックや失業などをきっかけにかぶってる猫が取れて本性を出すようなことは実際に起こってます。
マスク争いや品薄に乗じた高額転売、「ウイルスばら撒いてやる」がそうです。
非常事態は治安が心配な一方、平時には見えてこない本性を見抜いて周りの人間関係を整理するいい機会でもあります。
このご時世だからこそ悪人の更生は可能なのかを一読しておくことをおすすめします。

少し話がそれましたが、PCRは生物が行っているDNAのコピーを人工的に速く行うための技術です。


(出典:日本RNA学会 - <走馬灯の逆廻しエッセイ> 第9話 「数兆円の経済効果ーーPCRの発見」)

まず増やしたいDNAを用意します。コロナウイルスにDNAは含まれてませんが、増殖する時に一旦RNAからDNAを逆転写するのでウイルスに感染した細胞からはRNAから逆転写されたDNAが取れます。
そこにTaqポリメラーゼという高温でも失活しない特殊なDNAポリメラーゼと、DNAの材料となるヌクレオチドという物質、プライマーという複製を開始させるための短いDNAを加えます。

DNAは常温では二本鎖ですが、90℃以上になると熱でほぐれて一本鎖になります。
一本鎖になった状態で60℃まで冷やすとプライマーがDNAに結合します。これをアニーリングといいます。
次に再び70℃ぐらいに加熱するとTaqポリメラーゼがプライマーを起点としてDNAを合成し、2つの二本鎖DNAができます。
あとはこれを繰り返していけば倍々に増えていくのです。

これがPCRの基本的な原理で、これを発見したアメリカの生化学者、キャリー・マリスは1993年にノーベル化学賞を受賞しています。
今日ではPCRは病気の検査の他、生態系の調査から犯罪捜査に至るまで様々な分野で利用されています。

・・・

さて、コロナウイルスをPCRで検査しようと思えばDNAを採取する必要がありますが、この時にどうしてもウイルス以外のDNAが混ざったり外部から関係ないDNAが混ざったりということが起こってきます。
PCRで増やす時に変異が起こることもありますし、コロナウイルスはCOVID-19だけでなく普通の風邪の原因となる仲間もいます。
そのためPCR検査で陽性が出たからと言ってコロナウイルス(COVID-19)に感染してるとは限らないのです。この状態を偽陽性といいます。

ましてや孫正義が配布できるような簡易的なキットで専門知識のない素人がDNAを取るとなればますます精度は落ちるはずです。
偽陽性が出た人の行動パターンは大体決まってて病院に駆け込むでしょう。
しかもほとんどが偽陽性でほぼ意味のない検査になるだろうということがこちらの記事で述べられています。

拝啓、コロナ脳の皆さま。孫正義さんの100万キット配布は医療崩壊するを簡単に説明するね - More Access! More Fun

別にPCRや検査キットが悪いわけではなく、うまく使えばここぞという時に役立ちます。
ところが国民はバカですのでむやみに配布するとパニックを助長して感染の拡大を煽るだけでなく医療の崩壊さえ招きます。実に残念なことです。

国民がバカというより学校がちゃんとした生物学を教えてない、というかそれ以前に教えられる人がいないのです。
しかも学校で教わる生物知識はだいぶウソが混ざってます。

・・・

そういえば香川県でゲーム規制条例が可決されそうな感じですが、因果関係の立証も科学的議論も全くされなかったという実に嘆かわしい状況です。
香川県といえば荒野行動おねショタという香ばしいことが去年ありましたが、それも無関係ではないでしょう。
私はおねショタに関しては擁護してる側であり、むしろ晩婚化のご時世に人間の世代時間を短くしていくことは人類がウイルスの進化に対抗する上で有効なことだと考えています。

コロナウイルスは人間がバカだとわかればそれにつけ込むでしょう。
こういう言い方をすればまるで生物ですらないウイルスが意思を持ってるような感じがしますが、実際に起ってることはウイルスが感染して仲間を増やす度に変異を起こして少しずつ変わっていき、それが人間の行動パターンにうまくハマった時に生き残り、そうでなければ淘汰されていくというプロセスです。

ウイルスに対抗する上で必要なことはいたずらにマスクやトイレットペーパーを買い漁ったりパニックになって病院に駆け込むことではなく、敵のことを少しでも知ろうとすることではないでしょうか。
私は自分の敵となる存在が現れた時、それが個人だろうが組織だろうがウイルスだろうが徹底的にその実体やルーツ、存在意義を知ろうとします。
そのような態度がコロナウイルスに対しても必要なのではないかと思いました。

慌てて病院に駆け込むのはコロナの思うつぼ

2020.03.11 Wednesday

一昨日は株価やドル円、原油など主要な金融商品は軒並み大暴落し、さながらパニックの様相でした。
私は幸いにも損切りや強制ロスカットの憂き目に遭わず、むしろ買い増しのチャンスにすることができましたが、あの1日だけで数多くの投資家が退場に追いやられたようです。

ただ、実際のコロナの脅威を反映してるであろうドルスイスとユーロスイスはドル円ほど大きく下げておらず、今回の大暴落はサウジアラビアの原油増産により原油が暴落した影響がコロナで弱ってた金融市場を直撃、そして連鎖的な損切りと便乗空売りが発生したものと考えられます。

投資家たちは最初コロナを静観していました。コロナの死者数は今のところインフルエンザよりも遥かに少なく、コロナがそこまで追加的な脅威にはならないであろうという見方です。
ところがデマやパニックによる経済への悪影響が無視できなくなってくると相場もそれに反応し、それを狙ってサウジアラビアが攻撃を仕掛けてくるという結果になりました。

私は今回の大暴落を絶好の買い場と見ております。
それは大暴落の原因がコロナそのものではなくコロナに乗じて発生したデマやパニックにあるためです。
コロナに関しては引き続き注視が必要ですが、パニックは永久に続くわけではなくいずれ飽きられたり別のネタにかき消されて終息していきます。

次に出てきそうなネタは原油暴落をきっかけとした中東有事でしょうか、それとも東京オリンピックの中止でしょうか。
いずれにせよ金融市場はリスクをある程度織り込んでると思われますので、今回ほどのパニック相場にはならないと考えられます。

コロナと為替相場の関係については次の記事で詳しく述べてます。

為替相場から見るコロナウイルスの動向
為替相場から見るコロナウイルスの動向(2)

・・・

さて、相場の話はここまでにして本題の生物学的な話に入っていきます。

ツイッターなどのSNSを見てると、熱が出て不安だからとすぐ病院に駆け込むような行動をとる人が見られます。
熱が出たからとりあえず病院に行くという行動はコロナの思うつぼですのでやってはいけません。

病院に何を期待してるのでしょうか?
コロナの有効な治療法や特効薬は見つかってませんよ?

2020年3月11日現在、病院ができることといえば対症療法と免疫力を助けることぐらいです。
そもそもコロナかどうか検査するにはPCRという技術が必要で、これは手間とコストがかかるためよほど差し迫った状況でない限り門前払いされます。
熱が出たから病院に行く、これは全く意味がないばかりかウイルスの拡散に加担することになります。
コロナにせよインフルエンザにせよ、感染すると熱が出るのはむしろそれを狙ってるのです。
熱が出たからといって病院に行ってウイルスを撒いたりもらったりするのは完全にコロナやインフルエンザの思うつぼです。

ウイルスの生存戦略についてはこちらで詳しく解説しています。
ウイルスはなぜ宿主を攻撃するのか

心配な場合は病院に駆け込む前に、まず所轄の保健所や救急相談センター(#7119)に電話で相談するようにしてください。

・・・

コロナ(COVID-19)はまだ誕生して間もないウイルスですので、戦略がまだ十分に確立しておらず人類の出方を探ってる状態だと思われます。
感染しても症状が出ない場合があったり、治ったと思ったらまた再発するような現象が見られるような気まぐれさはそれで説明がつきます。
今後は人の行動パターンを読んでそれに合わせた戦略に適応していくものと思われます。

例えば熱が出たからとりあえず病院に行くという行動を取る人が多ければますます攻撃性を強めることでしょう。
どこの国とは言いませんが、患者を秘密裏に殺害して焼却するようなことをすれば日本脳炎のように潜伏主体の戦略に適応していくことになります。

各国の文化の違いから当然対応の仕方も異なりますので、今後コロナがそれぞれ国に適応していろいろな種類のコロナが生まれて、それらがモグラ叩きのように交代で流行するというシナリオは十分に考えられます。
コロナの封じ込めには完全に失敗しましたので、残念ながら今後人類は未来永劫コロナと付き合わなければならない可能性が高いです。
不用意な行動でより危険なウイルスに進化させてしまうことだけは避けなければなりません。

為替相場から見るコロナウイルスの動向(2)

2020.03.06 Friday

前回、米ドル/スイスフランのレートを根拠に当面は楽観視できるのではないかという記事を書きました。

為替相場から見るコロナウイルスの動向

あれから為替相場は大きく動き、コロナウイルスによる世界経済のリスクを折り込んだ動きになってきたようです。
今回の記事では前回の続きで為替相場から見た分析と、マスク騒動やトイレットペーパー騒動の状況から日本でハイパーインフレが起きた場合の状況を考察することにします。

・・・

前回はスイスフランの相場である米ドル/スイスフラン(以下ドルスイス)がコロナウイルスの動向を見る上で大いに参考になると述べました。
あれから12日、ドルスイスは大きく下げて年初来安値を更新しました。



異常なスイスフラン高です。
米ドル/スイスフラン=1が基準だと考えれば米ドルが105円しかないのにスイスフランが112円もあるという状況がいかに異常かわかります。

ドル円も円の信用が落ちてこのまま円安になるかと思いきや結局円高ドル安に動いてしまいました。



この円高をどう解釈するかというのは難しいところです。
というのは実体経済を見るとマスクやトイレットペーパー等は明らかにインフレしており、インフレは通貨安ですので円安が起きなければおかしいのです。
これは日本特有の事情が関係してると思われますので後述します。

また、ユーロドルやポンドドルなど米ドルが絡む通貨ペアは押しなべてドル安に動いてることから、ドルが緊急利下げを行ったことによるドル安が効いてるようです。
それを裏付けるようにスイス円やユーロスイスなどドルが絡まないペアはドルが絡むペアよりも値動きが落ち着いてます。



スイスフラン円4時間足。先に挙げたドル円やドルスイスは日足で1本のローソクが1日にあたりますが、このチャートは4時間です。
縦軸に着目してみると今日の値幅が0.6円程度しかないことがわかります。
これは今日だけで2円近く下げたドル円とは対照的です。

余談ですがこのチャート形状は三角持ち合いという状態にあり、直近では値幅が三角形に収束して上に抜けたように見えます。
教科書的にはこのまま上がるはずですが、スイスフラン円はドルスイスとドル円をかけ合わせた実際には存在しないペアですのでどうなるかはわかりません。



こちらはユーロスイスフラン4時間足です。
これも年初来安値水準に近い状態ですが、ドルが絡むペアと比較すると落ち着いてます。
為替相場に慣れてない人は分かりづらいかもしれませんが、今日のユーロスイスの値幅はドル円で言えば0.7円ぐらいだと考えてください。

おそらく、コロナウイルスの動向を見る上でドルスイスに並んで参考にすべきはユーロスイスではないかと思います。
ユーロはヨーロッパで広く使われてる多国籍の共通通貨です。つまりヨーロッパ経済の影響を大きく受けます。

ところがスイスは絶海の孤島のように周囲をユーロ圏に囲まれながらも独自通貨のスイスフランを持っており、前回の記事で解説したように山がちな地形はコロナウイルスの侵入や拡散を防ぐ上で大いに役立つでしょう。
ユーロ圏のイタリアはコロナウイルスが広まってますので、ユーロ圏がやばいという状況になればユーロスイスは大きく下がるはずです。
今のところユーロスイスの値動きは穏やかですが、ジリジリと下げてます。

これが下がり続けるようなら油断できない状況であり、上昇に転じたらヨーロッパのコロナは峠を超えたと言えそうです。
ドルスイスでも同じことが言えますが、ドルもユーロも円もスイスフランも経済や金融政策の影響を受けますので、大きく動いた時はいろいろな通貨ペアを見て総合的に判断する必要があります。
チャートを見て反転したから大丈夫、とは限らないのです。

私の考えとしては今日の急な円高、スイスフラン高はドルの利下げの影響であり、今すぐコロナがやばいという話ではないと見てます。
もちろん利下げの理由にはコロナが関係してますが。

ノイズがあるので過信はできませんが、主にアメリカと世界のコロナの動向を反映するのがドルスイスで、ヨーロッパのコロナの動向を反映するのがユーロスイスだと考えてください。

・・・

前述の通り円は予想に反して安くなりませんでした。
かと言って円が高くなったかどうかというと、対ドルでは高くなってますがこれはドルが安くなっただけのような気がします。
実体経済に目を向けるとマスクやトイレットペーパーが店頭から姿を消し、さながらハイパーインフレのような状況です。
さらに今では米までなくなってるようで、コロナウイルスによる経済の停滞が長引けば様々な商品に波及して本当のハイパーインフレに繋がっていく可能性があります。

ハイパーインフレと言って想像するのはジンバブエやベネズエラです。
これらの国は貨幣価値が低下し、対ドルで見ると一方的に通貨安が起こるという状況になってます。
では日本で同じことが起きるかと言うと、今回の騒動を見て日本の場合は見かけ上の貨幣価値を保ったままハイパーインフレが起きるのではないかと想像しました。

こういう状況で店が高値で売ると批判されます。第二の法廷たるネットに店名を晒されれば炎上不可避、業務を続けるのが難しくなるぐらいの苦情電話がかかってくることでしょう。
なのでいくら品物が不足しようがネット炎上を恐れるという意味でも純粋な良心という意味でも定価で売ると考えられます。
このため見かけ上は貨幣価値が保たれたまま物だけがなくなるのではないかと見てます。

そして定価で仕入れた品物は闇市で転売されます。そうです、ヤフ○クやメ○カリですね。
政府はマスクの転売を規制したようですが、おそらく今後はダークウェブにマスクが出回って匿名仮想通貨で売買されるようになるでしょう。
シャブや銃器が売買されてるような本物の闇市です。

そうなると見かけ上の物価と闇市の物価の2種類が存在することになります。
為替レートも表向きのレートと闇レートが併存することになり、表向きのレートは1ドルが120円にしかならないのに裏では150円という状況になります。
こうなった場合表で交換したドルを裏で売れば儲かりますが、これをみんながやると表向きのレートが闇レートに近づいていきます。
政府はこれを力ずくで規制してでも貨幣価値を守ろうとするのでしょうか?

・・・

さて、コロナウイルスの発生源となった中国がどうやら終息に向かってるだのと言ってます。
中国の言うことは当然文字通りに受け取ってはダメで、この場合は次の2パターンが考えられます。

(1) 情報統制で隠してるだけで終息してない
(2) 中国お得意の力技で無理やり終息させた

恐ろしいのは2のほうです。
ツイッターやユーチューブに感染者が捕まって連行される動画が流れてたりしますが、彼らは一体どうなってしまうのでしょうか。
鉄道事故を埋めて隠蔽しようとした過去を考えると悪い想像をせずにはいられません。
感染者はちゃんとした医療的ケアを受けて完治し社会復帰できることを願いします。

為替相場から見るコロナウイルスの動向

2020.02.23 Sunday

前回、中国がなぜコロナウイルスやSARSなど凶悪なウイルスの発生源となるのか、その生物学的な考察を記事にしました。

なぜ中国は凶悪ウイルスの発生源となるのか

また、この約1年前にウイルスが宿主を攻撃する理由やウイルスと生物の違いについて記事にしてます。

ウイルスはなぜ宿主を攻撃するのか

この記事はコロナウイルスが流行り始めた1月中旬頃からアクセス数が急上昇し、世間の関心がコロナウイルスに向いていることを実感させられます。
中国が隠し事をしてて実は10倍以上の死者が出てるだの、世界人口の2/3が感染する恐れがあるだの、大層不安を煽るような話も散見されます。

そこで今回の記事ではコロナウイルスが今後どうなるか、為替相場から見た動向を記事にしようと思います。

・・・

結論から言いますと、全地球的には楽観視していいと思われます。
新型インフルエンザのようにすっかり季節性の病気として定着してしまう可能性もありますが、いずれワクチンや特効薬が開発されて抑え込みに成功するのではないかと見てます。
もちろん、以前の記事で警鐘を鳴らしてきたようにウイルスの進化が人類を完全に出し抜いて世界人口が目に見えて減るようなことが起きる可能性はあります。
しかしながらそれはインフルエンザでも起こりうることであり、コロナウイルスに限った話ではありません。
言い換えれば人間社会は既にあらゆるウイルスに対して非常に脆弱な状態にあり、今更ウイルスの種類がひとつ増えたぐらいで人類全体のリスクは大きく変わらないのです。

・・・

ここまで言える根拠は何か、それは為替相場です。



これは昨年10月頃からの米ドル/円相場の日足です。
年明けに大きな落ち込みが見られますが、これはカルロス・ゴーンの逃亡とアメリカとイランがあわや戦争になりかけたために発生したリスクオフの円高です。よく見ると谷が2つあることがわかるでしょう。
投資家の間で円は安全資産とみなされてますので、戦争や疫病などネガティブな出来事があると有事の円買いが発生する傾向にあります。
なお、後述しますがこの傾向は近年だいぶ弱まってきておりいずれ有事の円買いは終焉する可能性があります。

コロナウイルスによる円高は1/21以降の落ち込みであると考えられます。為替相場に慣れてない人はよく間違えますが上に行くほど円安、下に行くほど円高です。
一時は108.3円あたりまで円高が進んでますが程なくして戻してます。これは投資家が楽観視して良いと判断したためではないでしょうか。

実際のところ為替相場はコロナウイルスだけで動いてるわけではなく様々な要因に左右されます。
投資家が楽観視したとしてもデマによる実体経済への悪影響を懸念した損切りや便乗空売りが行われて、それで下がってしまうこともあり得ます。

また、ドル円はここ数日の間に一時112円に達するほどの急激な円安ドル高になっており、これはクルーズ船に対する日本政府のあまりの対応の悪さに円の信用が落ちたという悪い予感をさせられます。

・・・

さて、今度は同時期のスイスフランの相場を見てみましょう。



スイスは永世中立国であるため円以上の安全資産です。
平時は国境が開放されてますが、国全体が山がちなため有事の際は容易に国境を封鎖できるためコロナウイルスにも強いと考えられます。
そのため本当にコロナウイルスがやばい時はスイスフランが高騰するのではないかと見てます。

ところでスイスフランの対ドルの相場を出してますが、これは為替相場がそもそも米ドルを中心に動いてるためです。
対ドルの相場を見ることで円の影響を排除できるため対円よりも正確に分析しやすくなります。
なお、スイスフラン/円の相場はドル/スイスフランとドル/円をかけ合わせて合成したもので、円とスイスフランの直接取引は行われていないため実際には存在しないのです。

だいぶ話が逸れましたが、このチャートはドル円と同様に上に行くほどスイスフランが安く、下に行くほど高くなります。
どちらも対ドルの相場であり、また性質のよく似通った通貨であるため値動きがなんとなく似てることがわかります。

では2つのチャートを重ねてみましょう。



こうして見ると同じような動きをしてる時と、違う動きをしてる時とがあります。
特にコロナウイルスでマスコミが騒ぎ出した1月中旬頃からの値動きは全くの真逆です。
これは震源地の中国に近い日本よりも、遠い上に地の利があるスイスの通貨が逃避先として選ばれたということかもしれません。
2月に入ると再び同じような値動きに収斂してます。

ところが2月19日の急激な円安はドルスイスでは起こっておらず、円単独の出来事であることがわかります。
もし仮にドルスイスも一緒に上がってたのであればドルに引っ張られたと言い訳できますが、この値動きは明らかに円が一方的に売られた形です。
これはやはり日本円の信用低下を意味するのでしょうか。判断は読者の皆様にお任せします。

・・・

スイスフランは対ドルで見ると今年最安値に近い位置にあり、これを根拠に当面は楽観視できるのではないかと思います。
21日に小幅なフラン高が発生してますが、これは今のところドル円に利益確定売りが入ったためにドル円に引っ張られただけのように見えます。
このことはドル円が一旦戻してることからもわかります。

本当にやばくなってくると急激なフラン高が発生すると思われますので、ドルスイスの相場を見ておけばコロナウイルスの動向を正確に掴むことができるでしょう。
ただし戦争やテロでもフラン高になりますので、フラン高の原因が何なのかをよく見極める必要があります。
とにかくスイスフランが上がる時というのは何か悪いことが起こった時です。
急なフラン高はミサイル発射や株の暴落に先んじてそれらを予見するように発生することもあるので、日頃からドルスイスを注視しておくことは危機管理の観点からも大いに役立ちます。

国内のコロナウイルスの動向に関してはドル円や日経平均株価が参考になりますが、これがあてにできるかというと何とも言えません。
いずれも政府の介入が入りすぎており、またこれらに投資してるのは日本人ばかりですのでフェイク情報に踊らされやすいという日本人の悪い特徴が相場に反映されてしまってます。
これがまさに前述したデマやパニックによる値動きが発生しやすいということであります。

・・・

ドル円相場に関しては急激な円高、円安、いずれも危険な兆候と捉えてください。
特に数分で3円を超えるような異常なドル円上昇とドルスイス下落が同時に発生した時というのは、その要因が雇用統計発表や要人発言等でない限り日本にとって大きな厄災の兆候であると考えて間違いないでしょう。
実際に事が起こってから動くこともあれば相場が予言してくれることもあります。

ドル円の今後に関しては長期のチャート形状から、早かれ遅かれ数ヶ月のスパンで上か下に10円単位で大きく動くだろうと考えられてます。
もし円の信用低下による円売りが止まらず、ましてやオリンピックが中止に追い込まれでもすれば1ドル150円もあり得るかもしれません。

原因がウイルスにせよオリンピックにせよ、日本円が崩壊する騒ぎになればスイスフランの高騰も止まらなくなるでしょうから、そういう意味でもドルスイスを見ておくのがやはり確実です。

今後のコロナウイルスの動向はドルスイスを見て判断しましょう。

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なぜ中国は凶悪ウイルスの発生源となるのか

2020.01.30 Thursday

年明け早々、中国の武漢(ウーハン)が発生源と思われる新型肺炎ウイルスが猛威を振るってます。
ついに日本にも入ってきたようで、恐れていたことが現実となりつつあります。

中国発の凶悪ウイルスとSARSが記憶に新しいところですが、今回のウイルスはSARSの10倍の規模に拡大するとも言われてます。

皆さんも感染しないように気をつけてお過ごしください。
私は職業柄人混みを避けるとか、都心に行くのを避けるとか、その気になれば数日引きこもるぐらいのことは簡単にできます。
こういう時になって改めて自営でよかったとつくづく思います。

ある人は自宅を丸ごと陽圧のクリーンルーム化しており、日本が壊滅しても生き残れそうな感じです。



これは今回のウイルスに備えて急いで準備したのではなく日頃からあらゆる非常事態を想定して陽圧で生活されてます。
準備って大事ですね。

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さて、SARSや鳥インフルエンザ、毎年のように流行する新型インフルエンザなど中国が発祥または中国で凶悪化したウイルスを挙げれば枚挙にいとまがありません。
なぜ中国ばかり凶悪ウイルスの発生源となるのでしょうか。

これは単純に人口が多いということもありますが、過去に中国政府が行った負の歴史が関係しています。

皆さんは御存知だと思いますが、中国は自国民を大量に殺すような国です。
天安門事件、文化大革命、チベットやウイグルの民族浄化などなど枚挙にいとまがありません。

こんなことをやってるとどうなるか?
遺伝的多様性が失われてしまいます。
特に中華人民共和国の建国後の歴史では人為的な殺戮と急激な人口増加が同時進行で起こってますので、かなり均質な集団になってしまってると考えられます。
南京大虐殺については私は何も知りませんが、もし本当にあったとすればそれも遺伝的多様性を喪失させる原因の一つとなったでしょう。

遺伝的に均質は集団は免疫抗体のパターンや免疫系の弱点が揃ってしまってるため、ウイルスはそれを突破できるようにさえ進化すれば爆発的に増殖が可能となります。
爆発的に増殖すればそれだけ進化の機会が増えるため、毒性や感染力を強めたり人間の行動パターンをうまく読んだりという適応を進めて加速度的に進化していきます。

中国には狭い範囲に遺伝的多様性の乏しい集団が密集してる場所がたくさんありますので、そこで無害なウイルスが有害化したり人間以外の動物に感染するウイルスが人間に感染するように進化するようなことが起こるのです。

後先考えずに自国民を虐殺するような国ですので当然ながら家畜にも同じようなことをやってるでしょう。
つまり家畜も異常なほど遺伝的に均質で、かつ過密状態で飼育されているため家畜を育ててるのか病気を育ててるのかわからないような状態になってると思われます。
ただ家畜の場合は程度の違いはあれど全世界で見られる問題ですので日本も他人事ではありません。

・・・

中国が凶悪ウイルスの発生源となりがちなのは中国社会の歴史的問題が関係しているため、これはすぐには解決しません。
一度失われた遺伝的多様性が回復するには地質学的スケールでの時間の経過を待たなければならないのです。
中国という国がなくなって全世界で民族の流動性が増せば数百年で解決するかもしれませんが、中国が中国人の国であり続ける限りはこの先何千年もウイルスの発生源となり続けるでしょう。

これに対抗する方法は日本人まで中国人のような遺伝的多様性の乏しい集団になってしまわないことです。
残念ながら日本も中国同様に均質性の高い状態に向かってるような気がしてなりません。

多様性がなぜ大事かというとこういうところにあるわけですね。
この期に及んで馬鹿政府は多様性を失うような政策ばかりしやがりますが。

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ところでウイルスが生物であると誤解してる人が多いですがウイルスは生物ではありません。
ウイルスと生物の違いはこちらの記事で詳しく解説してますのでご参照ください。

ウイルスはなぜ宿主を攻撃するのか

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