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人類はなぜ難産化したか

2016.12.04 Sunday

私のもともとの専門分野である生物学にはまだわかっていないことがたくさんあります。
わかっていないのをいいことに適当なことを吹聴して金儲けやレイシズムの正当化に利用する悪い連中もいますが、学問としての不完全性は言い換えればそれだけ想像の自由度が高くてロマンがあるということでもあります。

さて、生物学最大の謎の1つに人類が恐ろしく難産であるということが挙げられます。
よくあるありきたりな説明としては知能を発達させるために脳がでかくなってしまったから難産になったという理屈があります。
これは脳細胞を小さくして集積密度を高めるという解決策を無視しています。脳細胞は原子と比較して十分に大きいので集積密度を1~2桁程度増やすのは余裕なはずです。

ここで集積密度を上げられなかった理由を考えてみました。
USBメモリやSSDは集積密度を上げることによって容量を増やしてますが、それは信頼性を犠牲にします。
あまりにも集積密度を上げてしまうと宇宙線によるビットエラーが出やすくなったり大きな太陽フレアが起こった時に完全に破壊されてしまったりします。
最初はこの問題で集積密度を上げるという解決策が取れなかったのではないかと考えました。

ところが計算では太陽フレアが問題になるには最低でも4桁以上密度を上げた場合で、2桁ぐらいでは何の問題もありません。
通常の10倍以上ある超巨大な太陽フレアが起きる度に集積密度を下げるように淘汰圧がかかったという仮説はボツです。

そして最終的には戦略的にわざわざ難産化したと結論づけました。
なぜこんな戦略を取ったのか。それはあえて繁殖にハードルを設けることで人間同士が協力するようになり、逆に安産の遺伝形質はその必要がないので好戦的になりすぎて結局自滅してしまったという考え方です。
確かに難産だからこそ子どものありがたみがわかると言えますね。

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