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    化学と生物学の関係

    2018.05.07 Monday

    私の経歴は変化に富んでいて、農業高校から生物学科、そして化学科(大学院)、風船屋、兼業投資家という異色の経歴を持ってます。
    おかげで様々な経験を積むことができました。
    生物や化学をやってなければ風船屋になることも投資で利益を上げることもできなかったでしょう。

    ・・・

    昔から風船屋を目指していたわけではありません。
    風船や空ビは好きでしたがそれで食べていくという考えはなくて、じゃあ何になりたかったかというと大学教授です。
    植物が好きだったので植物の研究・教育をしたいと思ってました。

    そして農業高校に入って寮生活や実習を通して多くのことを学びました。
    成績はまあまあ良かったですが飛び抜けて良いわけではなく英語がダメだったので国公立大学に入ることはできませんでしたが、タイミングよく近くの大学に生物学科ができたのでそこへ行きました。

    生物学科はできたばかりで、まだ学生は多くありません。
    良くも悪くも女の子は少なかったので色恋に惑わされることなく勉強に励んで学科でトップクラスの成績になりました。
    そして教授の勧めで京大を目指しました。
    余談ですが生物学科の教授は京大出身が多く、しかもいい人ばかりだったので教授と京大への憧れはどんどん強くなっていきました。

    ところが生物学は就職が良くありません。ネットの書き込みとか見てるとアカハラが頻発してるなど研究も泥臭いことばかりです。
    そこで生物学には見切りをつけて大学院は化学に行くことにしました。

    ・・・

    大学院に行くと例のアカハラ教授から「生物がダメで化学に逃げてきただろ」とか「生物と化学は基礎も実験手法も違う」とかほざいてましたが、もちろんこれは何もわかってないやつの言うことです。

    生物学科では決して落ちこぼれていたわけではありません。
    学科でトップの成績を叩き出してましたし、生物に関してはそこらのバカ生物学者よりもよく理解していました。
    じゃあなぜ物理とか工学じゃなくて化学に行ったかというと生物と化学は密接に関連してるからに他ありません。

    生物学をどんどん極めていくと化学になります。
    表面を撫でてるうちは化学を知らなくても理解できますが、タンパク質がどうやって塩基配列を認識するかという話になってくるともう完全に化学です。
    逆に言うと生物学という領域に留まってしまうとその先に進むことができません。理解をより深めるために化学を本格的に学ぶことに決めたのです。

    また、歴史的にも生物と化学には密接な関わりが見られます。
    例えば有機化学の「有機」とは生命体を意味しますし、有機化学は無機化学や分析化学とも密接に関連して化学の一大カテゴリーとなっています。
    それに生物の誕生は化学反応の偶然の連鎖から始まりました。生物学を究めていけば自ずと化学を学ぶことになるのは池袋から西武線を乗り続ければ秩父に行くのと同じくらい当然の帰結なのです。

    しかし池袋から秩父に乗り換えなしで行けるのは特急レッドアローや土日限定の直通列車だけです。
    私が乗ってたのは飯能止まりの急行でしたので飯能でレッドアローに乗り換えた…つもりでした。
    どうやら間違えて八高線にでも乗ってしまってとんでもないところに連れて行かれたようです。
    まあ多少遠回りになりますが、寄居あたりで秩父鉄道に乗ればそれでも秩父に行けます。

    ・・・

    化学は生物学の延長線上にあり、生物学を極めていけば必ず化学にたどり着きます。
    生物学だけでなく地質学も化学ですし、心理学も生物学を経由して化学に収束していきます。
    そして化学を極めていけば物理学になり、そこで天文学なども含めたすべての自然科学が収束します。

    さらに物理学は数学、数学は哲学へと帰結していくのです。
    池袋と秩父のたとえは逆転させたほうが良かったかもしれません。
    東京駅の位置に哲学があり、これがすべての中心であり基本です。銀座や丸の内界隈は数学で、四谷、市ヶ谷には物理学があります。
    そして池袋、新宿、渋谷などの副都心は有機化学、無機化学、分析化学などが来ます。
    池袋が有機化学だとするとそこから埼京線、西武、東武などが放射状に伸びているように合成化学や生物学など様々な派生学問へと発散します。

    生物学の枝はさらに散らばり、生態学や心理学が派生していきます。経済学もこの枝の中にあります。
    私が投資で利益を上げられていることは生物学や化学を学んでたことと無関係ではないことがわかるでしょうか。

    もともと植物学という末端のほうにある田舎の駅で電車に乗り、どんどん極めていくうちに都会までやってきました。
    そこで乗り換えれば別の末端駅に行くこともできるのです。

    以上が生物学と化学、そして他の学問分野の関係性です。
    おわかりになられましたでしょうか。

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