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生物進化の詳しい仕組みについて

2014.05.24 Saturday

ここ最近は大学批判や社会批判みたいな暑苦しいネタが多かったので、久々に学問的なことを書いてみます。
ネット上に私のことを反知性主義者呼ばわりしている者がいますが、一応理系であり科学的判断を何よりも重んじることを予め強調しておきます。

・・・

以前、ダーウィン進化論は必ずしも普遍的ではないと述べました。
その例としては、空ビや風船を異性と等価の存在と見ることのできる人の存在や、ダーウィン進化論を参考にしているであろう新自由主義がことごとく失敗していることを挙げました。
これらは実際の進化のプロセスがそんなに単純なものではないことを示しているわけです。

もっとも微生物ぐらいなら単純な変異と淘汰で説明できるかもしれませんが、人間ぐらいになるともうダメです。
複雑な生物(あるいは経済)になるほど、何らかの反ダーウィン的メカニズムが働くようで、今回はそのメカニズムの一部を紹介します。

・・・

出身大学(後半)の研究室では、生物系学科出身は私だけでした。
前半の大学では学科を代表するほど成績が良く、今でもアミノ酸20種類(+α)全ての構造式を立体構造も含めてソラで書くことができます。

まあとにかく化学の界隈では生物に強かったわけですが(プロレスに強い相撲取りみたいなものか)、それを知っててか知らずしてか喧嘩を売られたことがしばしばありました。


その一例としては人間は絶食にかなり強いという話で、これは生物学の常識だと思うのですが、知ったかぶってるアホども(うわぁ、アホって言っちゃったよ)は「今の人間はそういう環境で生きてないから違う」とほざいてました。

おいおい。江戸時代ぐらいまで飢餓は当たり前でしたが。第二次世界大戦の淘汰圧を無視したとしてもたった200年ぐらいで遺伝子が劣化することはありえません。
こういうアホな発言は遺伝や進化の仕組みを理解してないから出てくるのでしょう。

長い間使われ続けていた重要な遺伝子は染色体上でこれでもかというほど重複し、用が済んでもそう簡単には消えないんだぜ。

一度獲得した遺伝子は使わなくなった瞬間消えると思ってる。専門バ家の生物知識なんて所詮この程度なんでしょうか。
DNAが小さいほど速く繁殖できるバクテリアならいざしらず、真核生物のDNAはどれだけ情報をためても平気なので使わない遺伝子もなるべく残しておく戦略をとってます。
これは反ダーウィン的機構のほんの一部で、他にもたくさんあることを付け加えておきます。

・・・

そういえば度々引用させて頂いている上智大学の数学者、辻元(つじはじめ)教授もだいぶ前に生物ネタでやらかしてました。
まあ、辻先生は私が間違いを指摘したら素直に聞き入れてくれたので偉いと思いますが。

とにかく、専門外の方が生物に首を突っ込むときは古典的な定説が罠だったりするので気をつけましょうという話です。
定説だけ齧って知ったかぶるとボロが出ます。リービッヒの最小律に批判的な先生だっているしね。

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