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大学を無償化すれば極限まで腐敗する

2017.05.16 Tuesday

奨学金の滞納が社会問題になり始めて久しいですが、その問題の解決策として大学を無償化したらどうかという議論が政治家の間でもされるようになりました。
私も奨学金にかなり苦しめらましたが、去年無事に返済が終わりました。
しかし未だに何百万も残っている友達は本当に大変で、奨学金のせいで子どもを産むこともできないという由々しき事態になっています。

さて、果たして大学を無償化したところでタダで大学に行けて遊べて借金も残らずラッキー!なんてことになるでしょうか?
結論から言うと大学が極限まで腐敗してめちゃくちゃになるでしょう。

・・・

そもそも学費の原価が法外に高すぎます。
私立大学だと4年間で500万はザラで、だいたい1日通うごとに1万円、授業ひとコマが数千円というレベルです。
余談ですが授業中にゲームしてる人はこの学費がもったいなくないのかと不思議に思ってました。
国立はその半分以下で済みますが、それは税金で補填してるからであって原価は同じでしょう。

表向きはこの学費が教職員の給料や設備費になってると言われてますが、大学は企業よりも決算書がアバウトでいいことになっているので余剰分は公私混同で使われたりいかがわしい団体に流れたりもしてそうです。
大学教員なんて大半は教員免許ももってなければ教育学もろくに勉強してない素人ですし、大部屋にパワーポイントというかなり効率的な授業をしてるわけですから、学費の原価なんて高校と同程度が適正価格です。文系なら高校以下でしょう。

・・・

ここで大学無償化したら誰が得するのか考えてみましょう。
無償化賛成派は学生が救われるだの奨学金による貧困問題にブレーキがかかるだのと耳触りのいいことを言いますが、そんなもん建前に過ぎません。
実際のところ大学側からすれば少子化で学費収入の減少が予測されるため、それじゃあ困る大学教員やそれに群がる連中が税金に活路を求めているだけです。

もしぼったくり原価のまま大学が無償化されたらどうなるでしょうか。
ぼったくり学費を税金から調達するわけですから、当然ながら増税の口実にされます!
そして教員は今まで以上に学生を見下してアカハラが頻発するでしょう。もはや学生のための大学ではなく社会のための大学ということになってくるので、文科省も全体主義思想を全力でバックアップするだろうと思います。
収入源が学費じゃないということは学生がいくら脱落しようが大学の経営に影響がないわけですから。
この兆候は既に現れていて、学費の半分が税金で補填されている京大では明らかに教員が学生を見下していてアカハラの正当化も行われていました。

半分でこれですから、全部が税金になれば無能教員がふんぞり返ってかなりの学生が脱落するようになり、教育機関としての機能を完全に失うことは火を見るよりも明らかです。

そもそも大学は教育機関です。「できない」を「できる」にするところなんです。「できない」学生を退学させれば平均点は上がりますが、それは単に優秀な学生を濃縮しただけで教育になりません。
学費が学生負担であれば良い教育をしてくれるところに学生が集まり、アカハラの噂が流れたりなんかすれば学生が来なくなるため自浄作用が働きます。
実際に某私立大学では教員の腰が低く、ゲームしてる連中の興味が授業のほうに向くぐらい面白い授業をする努力をされてました。

叱責でやる気をへし折る有名国立大学と、学生のハートを掴んでやる気と学力を伸ばす無名私立大学、教育機関として優秀なのはどっちでしょうね?

前者はネームバリューがあるからどうにか卒業まで我慢しましたが、それがなかったら単なる安かろう悪かろうです。

無名私立大学も無償化されれば単なる安かろう悪かろうに成り下がります。

なお、高偏差値の大学だけ無償化すればいいという意見もありますが、これは教育格差を広げることになるので好ましくないです。
私が高校の頃は生物と化学のテストが毎回100点近かったのに英語は赤点ギリギリでした。こういう学生もいるので機会平等化の観点から英語が苦手だと重税だけ押し付けられて大学に行けないというのは公平ではありません。

・・・

この問題は大学学費の原価を高校と同程度まで下げればほぼ解決するのではないかと思います。
無償化すればそこまで圧縮せざるを得なくなるかもしれませんが、学費はあくまで学生負担にすべきです。
仮に学費原価を私立高校と同じくらいの年間70万まで圧縮すれば100%学生負担だとしてもかなり楽になるのではないでしょうか。
そして給付型奨学金で税金を使えばいいのです。大学側としても奨学金をもらうような優秀な学生が増えたほうが経営が安定するため、教育の質を上げて脱落者を出さない努力をするインセンティブが働くでしょう。

コメント

Posted by: ABC EMAIL URL2017/05/17 02:56 AM
教育機関なのに教育したことによる評価がない
つまり「できない」を「できる」にしても直接的な利益がないから
教員のモラルに頼るしかない状態なのかもね
悪評はあっても研究したいことを曲げようとは思わないし学部生は
アカハラあったら評判に頼らないで学部の長あたりから罰与えるくらいじゃないとアカハラ教員が存続してしまうなあと思う
Posted by: ふーちゃん EMAIL URL2017/05/17 11:04 AM
> ABC様

コメントありがとうございます。
確かに問題は研究偏重のほうにありました。
そもそも研究偏重が大学の学費をバカ高くしている諸悪の根源なので、研究は理化学研究所などに移管して大学で行う研究は教育のおまけ程度に留めておくべきです。
学生のモラルに頼ってフッ酸や猛毒元素を監視せずに扱わせれば持ち出してテロ組織に渡ったり名古屋大学のような毒殺事件が起きかねません。
教員のモラルさえ危ういですから学生のモラルを信じるのは大いに問題ありです。

アカハラのペナルティは学部を卒業した私立大学ではあったようです。
評判の悪い教員は辞めていきましたし、性欲に任せて学生に手を出した教員は一発でクビになりました。
その大学は偏差値が低いこともあって研究偏重なんてできる状態ではなかったのです(笑)

アカハラが起こる原因の一つに教育学を勉強してないから教育の仕方がわかってないというのがあると思うので教授は高校の教員免許取得を必須にすべきです。
そもそも教員免許が幼稚園、小学校、中学校、高校と分かれていて、大は小を兼ねないというのは極めて非効率です。
保育士不足問題とも関係してきますが、「教員免許」を一本化して免許持ちの大学教員が大学をクビになればそのまま小学校教諭や保育士になれるようにすべきだと思います。
それをすれば教職課程のカリキュラムがやや複雑化しますが、オートマ免許みたいなもので「保育園から小学校まで教えられる教員免許」と「全部教えられる教員免許」を作ればいいでしょう。
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