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    手相占いはなぜ当たるのか

    2018.11.29 Thursday

    去年のクリスマスは好きな人と都内と横浜でデートしました。
    あれからもう1年近く経つわけですが、今年のクリスマスは多分ぼっちだと思います。
    もしかするとクリスマス会に行くかもしれませんが、そこに好きな人はいません。

    ・・・

    さて、去年のクリスマスはある一つの転換点でもあります。
    それは私が手相占いに興味を持ったことです。

    当時の記事はこちら
    永久に片想い?

    デート2日目、両国のホテルを出発して錦糸町に寄ってから横浜に行きました。
    当初占いに行く予定はありませんでしたが、中華街のお店で好きな人が占いに行くことを提案してくれたので適当に安い占いの店を探して入りました。

    占ってもらってびっくり! ちゃんと当たってるではないか!
    これは認知バイアスやバーナム効果なんてレベルではなく、かなり細かいところまで言い当ててました。
    相手の方も同様です。
    この時に惜しかったなと思ったのは相性を占ってもらわなかったことです。気まずくなるのを恐れてのことでしたが、もし占ってもらったらこれが良いきっかけになったかもしれません。

    これ以来手相占いに対する考え方が変わり、後日その店に一人で足を運んだことは秘密です。

    ・・・

    タロット系は乱数ですので今でも懐疑的ですが、手相のほうは実際に当たるのです。
    占い師はこれを「統計学」だと言います。

    手相占いが当たるのは先人が積み上げてきた経験則の賜物で、統計的にもそれは確かなのでしょう。

    ただ、なぜ当たるかという科学的な裏付けについては占い師もうまく説明できないと思います。
    私はもともと科学畑、それも生物学が専門ですのでそこに切り込んでいきます。

    ・・・

    手相は遺伝形質として生まれつき持ってるものであり、また後天的に変形していくものでもあります。
    利き手は未来を表し、利き手じゃない方は過去を表します。これは利き手のほうが使用頻度が高くて手相が変形しやすいためのように思えますが、実際はもっと複雑な分子生物学的過程が関係してるのかもしれません。

    発生学的な手相の形成過程ははっきりとわかってませんが、性格に関係する遺伝子との相互作用でバリエーションが出るのではないかと考えられます。これは性格が顔に出る説にも通じるところがあります。

    DNA→mRNA→タンパク質

    この過程は分子生物学のセントラルドグマとして知られています。そして、近年はRNAがDNAとタンパク質の単なる橋渡し役だけでなく様々な機能を持つことが明らかになっています。
    手相とは直接関係のない遺伝子が手相に影響を与えるのはRNAが干渉したり、あるいはその遺伝子自体が何らかの副反応を起こすためかもしれません。
    例えば、性格や感情に関係するある遺伝子が発現して特定のコドンに対応するtRNAが消費された結果、同じコドンを持つ手相に関係するmRNAの翻訳にブレーキがかかるといった副反応が考えられます。

    DNAが後天的に変わることは(免疫細胞を除いて)ありませんので、手相の形成や変形にはRNAやタンパク質の副反応が関わってると考えるのが自然です。

    ・・・

    手相は私の専門ではないためラフにしか議論できませんが、遺伝子発現の副反応が関係してることだけは間違いないと思われます。
    これは大変興味深いことだと思うのですが、残念なことに科学とスピリチュアルは敵対関係にあるためほとんど手付かずなのではないでしょうか。

    はっきり言って生物学者の多くは生物のことなど何もわかってません。
    「君はなにもわかってない」とほざいてた京大のクソーリン然り、なまじ知識と学歴と社会的地位があるからこそ自分の知識がこの世の全てだと思いこんでしまうのです。
    私はこのことに早めに気づいたからこそ生物から化学へと移ったのですが、残念ながら・・・京大に私の期待してたものはありませんでした。

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    化学と生物学の関係

    しかし上京してからの4年間で秩父や横浜、飯能で素敵な出会いに恵まれましたので、科学とスピリチュアルの橋渡し役的なポジションを目指しつつあります。

    本当は科学とスピリチュアルはもっと仲良くすべきだと思います。

    最近中国で人間の遺伝子をいじってエイズに耐性を持った赤ちゃんを作ったというニュースがありましたが、これは大変危険なことです。
    大事なことなのでもう一度いいますが生物学者の多くは生物のことなど何もわかってません
    何もわかってないからこそこんなことができてしまうのです。

    遺伝子とは情報である、情報をこうやって弄くればこういうことができる。それはそうでしょう。
    自然に起こってる進化の過程もそう大きく違うものではなく、人為的に進化を加速させてるだけと言えます。
    ところがこれが問題で、自然に起こる進化は何万年という気の遠くなるタイムスケールで起こるもので、環境と折り合いをつけながら調和的に変化していくものです。
    しかしゲノム編集のような人為的な進化はそれらをすっ飛ばして出し抜くものであり、危険な副作用を伴います。
    これは人類を滅ぼし、地球全体の生態系に不可逆的なダメージを与えるかもしれません。

    ・・・

    科学者は悠久の歴史を持つ自然界に対して畏怖の念を持つべきであり、生物を都合のいいように改変しようと考える前に生物からもっと多くのことを学ぶべきです。
    人類も他の生物も40億年かけて作られ、絶え間なく手直しされ続けてきた大変完成度の高いものです。これをたかだか200年程度しか歴史のないテクノロジーで今よりも良い形に改変できるでしょうか?
    それが一見良いように見えてもあとから問題が出てきてその問題のせいで人類が滅亡の危機に立たされることだけはあってはなりません。

    生物系の皆さん、画面の前で私のことをボロカスに言ってる京大や京大OBの皆さん、どんなに優れた能力も人間としての高潔さがあってはじめて価値を持つものだということを肝に銘じておいてください。

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