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ポピュリズムは悪いことなのか

2019.07.22 Monday

昨日の参議院選挙では泡沫と言われていたれいわ新選組が2議席を獲得するという快挙を成し遂げました。
山本太郎は落選してしまいましたが、次は衆院選を狙うと言ってます。

今回の選挙は戦後二番目に投票率が低く、50%を割っていました。
にもかかわらずれいわ新選組が議席を獲得できたのは本当にすごいことです。
支持者が指数関数的に増えることを考えれば、たった3ヶ月の歴史しかないれいわ新選組がこれだけ躍進したということは来年政権を取ったとしても決して驚くことではないのです。

・・・

れいわ新選組の大躍進をポピュリズムだと言う人がいます。
ポピュリズムとは支配層のエリートに敵対的で大衆の支持を基盤にした政治のことを指しますが、一般に悪い意味で言われることが多いです。
ポピュリズムの悪い例としてはヒトラーがよく知られており、トランプ大統領やイギリスのEU離脱もポピュリズムの結果だと言われてます。

ではポピュリズムは悪いことなのか? 私はそう思いません。
そもそもポピュリズムがこれだけ悪く言われるのはヒトラーの前例があるからですが、当時と今では状況が全然違います。
今はインターネットがあるためポピュリズムが変な方向に行こうとすればそれを修正する力が働きます。
増税を誤魔化すためにバラマキを連発してるアベ政治も一種のポピュリズムと言えますが、自民党が議席を減らした今回の選挙はそれにイエローカードを突きつけたと言えます。

ポピュリズムに対抗できるのもまたポピュリズムなのです。

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今の政治体制は間接民主主義と言って選挙でリーダーを選んでその人に一定期間政治を任せるという仕組みです。
しかしこれはリーダーが大衆を騙すことがありますし、何よりも大変効率が悪いです。
それに間接民主主義はエリートの性善説を前提としていますが、国会でヤジだのパワハラだのセクハラが問題になってることからもわかるようにエリートの性善説はとっくに破綻しています。
そして表現規制をやろうとしたり自由恋愛を規制するようなおかしな法律を作ってるエリートは賢くありません。ただのバカです。

したがってネット時代においてレガシーな間接民主主義は非効率で時代遅れなものであり、これからは直接民主主義を目指していくべきです。
その具体的な方法とは単純に政治を縮小していくことです。
国立大学を解体し、私学の助成金を廃止し、年金や健康保険は民間に任せて、その他おかしな補助金も全部廃止すれば税金を大幅に減らせます。
貨幣制度は金本位制を復活させるか、あるいは政府が仮想通貨の円を作って硬貨や紙幣はそれとの兌換が保証されたものという位置づけにすべきです。
現状は国民が未熟なため大きな政府が支持される傾向にありますが、直接民主的で多くの国民が豊かになれるのは小さな政府です。

私は今のれいわ新選組の公約のほとんどを支持しませんが、国民が間違いを指摘すればそれを修正することができます。
山本太郎はちゃんとした聞く耳を持っている人です。
ただ、間違いを指摘できるぐらいに国民が賢くなければなりません。
アベ政治にせよれいわにせよ、目先のバラマキを行う大きな政府が支持されやすいのはこれまでエリート任せにしてきた国民の未熟さから来ています。

国民は政治をエリートに丸投げする間接民主主義に慣れきっているので直接民主主義に適応していくには時間が掛かるでしょう。
しかし間接民主主義から直接民主主義への移行は時代の流れであり不可避なものだと思います。

・・・

同じことは政治以外にも当てはまります。

先日の記事では「レガシーな法廷や司法制度はネット時代にはむしろ非効率で邪魔なものなのかもしれません。」と述べましたが、ネット社会は不正義を法廷に持ち込むまでもなく炎上によって制裁を加える「第二の法廷」としての機能を持ち始めていると言えます。
この件に関しましては後日の記事で詳しく取り上げます。

また、最近吉本興業で闇営業やギャラのピンハネが問題になってますが、吉本興業は近い将来その役目を終えて消滅するでしょう。
吉本興業ができた頃は個人が芸能を行うことは非常に敷居が高かったため集団で活動する必要がありました。
ところが今では誰でもユーチューブでコンテンツを不特定多数の人に配信することができ、実力さえあれば大物に弟子入りなどしなくても人気者になれます。
今回当事者となった芸人は吉本興業を辞めるという選択は取らなかったようですが、もっと若い芸人ならとっとと辞めてユーチューバーになったと思われます。
今後優秀な芸人の素質のある若者はユーチューバーになるでしょうから吉本興業のピンハネビジネスはいずれ通用しなくなります。

日頃から私が敵対視してる国立大学も同じです。
昔は学問の敷居が非常に高く、一部の特権階級しか触れることができませんでした。
しかし今ではネットのおかげで誰でも高度な情報に触れてそれを発信できるようになりました。
今やネームバリューや学歴を得る以外に大学に旨味はありません。
これもそう遠くないうちに解体されるものと思われます。

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ネット社会はありとあらゆるものに変革をもたらしました。
これは既得権益の破壊を伴うためそこに食い扶持を持ってる人は半端なく抵抗します。
しかし時代の流れには決して勝てず、やがて社会全体がそれに適応して何事もなかったように受け入れていくでしょう。
政治のポピュリズムとはいわば変革に適応する過程で起こっている現象と言えるのではないでしょうか。

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