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    ゲームと不登校の因果関係立証はそもそも不可能

    2020.01.20 Monday

    香川県がゲームの時間を規制する条例を制定しようとしてたり、さらにそんなアホな話を今度は大阪が真似するという二重の意味でアホな話が出てます。
    いずれもまともに考えるだけ無駄な話です。

    アホな条例が制定されたところで無視しちゃえばいいのですから!

    これを真に受けてゲーム制限するバカ親が出てくることは容易に想像できますが、規制があろうがなかろうがバカ親はバカ親なのでそれは大した問題ではないだろうと思ってます。

    ・・・

    さて、この騒ぎに乗じてスラップ訴訟で有名になった音喜多がこんなことを言ってます。



    これは要約すると不登校との因果関係が認められれば規制しても良いという意味に取れます。

    そもそもゲームと不登校の因果関係は立証可能なのか?それが今回の記事のテーマです。

    ・・・

    統計的には不登校ほどゲームの時間が長い傾向があってもおかしくありません。
    当然ながらこれをもってゲームが不登校の原因だとする根拠にはなりえません。
    仮にゲームと不登校に統計的な相関関係があったとしてもゲームしてるから不登校になったのか、不登校だからゲームにハマってるのか、あるいはいずれも別の要因から生じてるのかわかりませんね。

    ゲームが不登校の原因になることを立証するには対照実験が必要です。
    具体的なやり方としては、3歳ぐらいの幼児をゲームありグループとゲームなしグループに分けて経過観察します。
    実験の精度を上げるにはクローン人間を使うのが望ましいです。

    はい、こういう実験は現実的に無理ですね。
    北朝鮮ならともかく、日本でこういう実験はできません。

    因果関係の立証が不可能である以上、因果関係は存在しないものと考えなければなりません。
    つまり表現規制が必要かどうか議論すること自体が全くの無駄であり、Twitter上で活動してるアマチュア評論家ならともかくこれを政治家がやったとすれば税金を使って不必要な井戸端会議をしているということです。

    したがって政治家の立場としては「因果関係の立証は不可能だから疑わしきは罰せずの原則を適用すべきである」と言うべきでした。

    ・・・

    ところで、統計データを数学的に弄れば対照実験を行わなくても因果関係が立証できると言う人がいます。本当でしょうか。
    年齢、身長、睡眠時間、兄弟の数など多くのデータを取り、それぞれが及ぼしてる影響を個別に解析して差し引けばゲームの影響だけを分離できるという理屈です。

    実際にやってみればわかりますがこれも不可能です。
    ただしこれの厄介なところはアルゴリズム次第でいくらでも都合の良い結果を出せるということです。

    パラメーターが多ければ多いほど誤差が増えてシッチャカメッチャカになり、データの信頼性が失われます。
    計算式も複雑になるため、恣意的にゲームが不登校に関係してるかのような結果が出るように仕組んでも素人なら「はいそうですか」と納得してしまうことでしょう。
    もちろん計算式次第ではゲームと不登校が無関係に見えるようにもできます。
    いくらでももっともらしく結果を捏造できるため、今日では詐欺師や御用学者の常套手段となってます。

    ・・・

    ゲーム規制条例はプライベートに踏み込むものですのでこんなものに踊らせられてはいけません。どうせ罰則もないのですから無視しましょう。
    後から罰則ができたとしても立証困難ですので無視して問題ないかと思われます。
    大人と未成年者の自由恋愛で逮捕される時代ですから今後どうなるかわからないですが。

    そして皆さんにもできることがあります。
    アホに権力を渡さないのはもちろんですが…

    変なアンケートが来たらウソの回答をして統計データの信頼性を下げましょう!

    アンケートは学校で取られることもあればネット調査の場合もありますが、なんとなくいかがわしい目的に使われそうだと思ったらデタラメに回答してください。
    ゲーム時間を聞くようなアンケートは大概ろくでもないものだと思われますのでゲームをやってないことにしてもいいでしょう。

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