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為替相場から見るコロナウイルスの動向(2)

2020.03.06 Friday

前回、米ドル/スイスフランのレートを根拠に当面は楽観視できるのではないかという記事を書きました。

為替相場から見るコロナウイルスの動向

あれから為替相場は大きく動き、コロナウイルスによる世界経済のリスクを折り込んだ動きになってきたようです。
今回の記事では前回の続きで為替相場から見た分析と、マスク騒動やトイレットペーパー騒動の状況から日本でハイパーインフレが起きた場合の状況を考察することにします。

・・・

前回はスイスフランの相場である米ドル/スイスフラン(以下ドルスイス)がコロナウイルスの動向を見る上で大いに参考になると述べました。
あれから12日、ドルスイスは大きく下げて年初来安値を更新しました。



異常なスイスフラン高です。
米ドル/スイスフラン=1が基準だと考えれば米ドルが105円しかないのにスイスフランが112円もあるという状況がいかに異常かわかります。

ドル円も円の信用が落ちてこのまま円安になるかと思いきや結局円高ドル安に動いてしまいました。



この円高をどう解釈するかというのは難しいところです。
というのは実体経済を見るとマスクやトイレットペーパー等は明らかにインフレしており、インフレは通貨安ですので円安が起きなければおかしいのです。
これは日本特有の事情が関係してると思われますので後述します。

また、ユーロドルやポンドドルなど米ドルが絡む通貨ペアは押しなべてドル安に動いてることから、ドルが緊急利下げを行ったことによるドル安が効いてるようです。
それを裏付けるようにスイス円やユーロスイスなどドルが絡まないペアはドルが絡むペアよりも値動きが落ち着いてます。



スイスフラン円4時間足。先に挙げたドル円やドルスイスは日足で1本のローソクが1日にあたりますが、このチャートは4時間です。
縦軸に着目してみると今日の値幅が0.6円程度しかないことがわかります。
これは今日だけで2円近く下げたドル円とは対照的です。

余談ですがこのチャート形状は三角持ち合いという状態にあり、直近では値幅が三角形に収束して上に抜けたように見えます。
教科書的にはこのまま上がるはずですが、スイスフラン円はドルスイスとドル円をかけ合わせた実際には存在しないペアですのでどうなるかはわかりません。



こちらはユーロスイスフラン4時間足です。
これも年初来安値水準に近い状態ですが、ドルが絡むペアと比較すると落ち着いてます。
為替相場に慣れてない人は分かりづらいかもしれませんが、今日のユーロスイスの値幅はドル円で言えば0.7円ぐらいだと考えてください。

おそらく、コロナウイルスの動向を見る上でドルスイスに並んで参考にすべきはユーロスイスではないかと思います。
ユーロはヨーロッパで広く使われてる多国籍の共通通貨です。つまりヨーロッパ経済の影響を大きく受けます。

ところがスイスは絶海の孤島のように周囲をユーロ圏に囲まれながらも独自通貨のスイスフランを持っており、前回の記事で解説したように山がちな地形はコロナウイルスの侵入や拡散を防ぐ上で大いに役立つでしょう。
ユーロ圏のイタリアはコロナウイルスが広まってますので、ユーロ圏がやばいという状況になればユーロスイスは大きく下がるはずです。
今のところユーロスイスの値動きは穏やかですが、ジリジリと下げてます。

これが下がり続けるようなら油断できない状況であり、上昇に転じたらヨーロッパのコロナは峠を超えたと言えそうです。
ドルスイスでも同じことが言えますが、ドルもユーロも円もスイスフランも経済や金融政策の影響を受けますので、大きく動いた時はいろいろな通貨ペアを見て総合的に判断する必要があります。
チャートを見て反転したから大丈夫、とは限らないのです。

私の考えとしては今日の急な円高、スイスフラン高はドルの利下げの影響であり、今すぐコロナがやばいという話ではないと見てます。
もちろん利下げの理由にはコロナが関係してますが。

ノイズがあるので過信はできませんが、主にアメリカと世界のコロナの動向を反映するのがドルスイスで、ヨーロッパのコロナの動向を反映するのがユーロスイスだと考えてください。

・・・

前述の通り円は予想に反して安くなりませんでした。
かと言って円が高くなったかどうかというと、対ドルでは高くなってますがこれはドルが安くなっただけのような気がします。
実体経済に目を向けるとマスクやトイレットペーパーが店頭から姿を消し、さながらハイパーインフレのような状況です。
さらに今では米までなくなってるようで、コロナウイルスによる経済の停滞が長引けば様々な商品に波及して本当のハイパーインフレに繋がっていく可能性があります。

ハイパーインフレと言って想像するのはジンバブエやベネズエラです。
これらの国は貨幣価値が低下し、対ドルで見ると一方的に通貨安が起こるという状況になってます。
では日本で同じことが起きるかと言うと、今回の騒動を見て日本の場合は見かけ上の貨幣価値を保ったままハイパーインフレが起きるのではないかと想像しました。

こういう状況で店が高値で売ると批判されます。第二の法廷たるネットに店名を晒されれば炎上不可避、業務を続けるのが難しくなるぐらいの苦情電話がかかってくることでしょう。
なのでいくら品物が不足しようがネット炎上を恐れるという意味でも純粋な良心という意味でも定価で売ると考えられます。
このため見かけ上は貨幣価値が保たれたまま物だけがなくなるのではないかと見てます。

そして定価で仕入れた品物は闇市で転売されます。そうです、ヤフ○クやメ○カリですね。
政府はマスクの転売を規制したようですが、おそらく今後はダークウェブにマスクが出回って匿名仮想通貨で売買されるようになるでしょう。
シャブや銃器が売買されてるような本物の闇市です。

そうなると見かけ上の物価と闇市の物価の2種類が存在することになります。
為替レートも表向きのレートと闇レートが併存することになり、表向きのレートは1ドルが120円にしかならないのに裏では150円という状況になります。
こうなった場合表で交換したドルを裏で売れば儲かりますが、これをみんながやると表向きのレートが闇レートに近づいていきます。
政府はこれを力ずくで規制してでも貨幣価値を守ろうとするのでしょうか?

・・・

さて、コロナウイルスの発生源となった中国がどうやら終息に向かってるだのと言ってます。
中国の言うことは当然文字通りに受け取ってはダメで、この場合は次の2パターンが考えられます。

(1) 情報統制で隠してるだけで終息してない
(2) 中国お得意の力技で無理やり終息させた

恐ろしいのは2のほうです。
ツイッターやユーチューブに感染者が捕まって連行される動画が流れてたりしますが、彼らは一体どうなってしまうのでしょうか。
鉄道事故を埋めて隠蔽しようとした過去を考えると悪い想像をせずにはいられません。
感染者はちゃんとした医療的ケアを受けて完治し社会復帰できることを願いします。

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