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コロナウイルス(COVID-19)の戦略を読み解く

2020.04.01 Wednesday

前回はウイルスの起源や生物学的な存在意義について解説しました。

ウイルスの生物学的存在意義は何か

今回は新型コロナウイルス(COVID-19、以下コロナウイルス)の戦略に迫っていきたいと思います。
ウイルスの基礎知識やこれまでのコロナ関連記事は以下をご参照ください。

ウイルスはなぜ宿主を攻撃するのか
なぜ中国は凶悪ウイルスの発生源となるのか
為替相場から見るコロナウイルスの動向
為替相場から見るコロナウイルスの動向(2)
慌てて病院に駆け込むのはコロナの思うつぼ
PCR検査と偽陽性について
ウイルスの生物学的存在意義は何か

為替相場の話はだいぶ古くなってしまったので近々続編を書くかもしれません。

なお、「コロナウイルス」とは本来ニドウイルス目コロナウイルス科に分類されるウイルスの総称です。
この中には無害なものや普通の風邪程度の仲間もいますが、今や世間ではコロナウイルスといえば新型コロナウイルスのCOVID-19(SARS-CoV-2)を指すようになってます。
なので当ブログでもCOVID-19をコロナウイルスまたは単にコロナと呼称することにします。

・・・

コロナウイルスの特性は不確かなものを含めて以下のことが言われてます。

・若者は発症しにくい、発症したとしても軽症で済む場合が多い
・小児は発症しにくい
・持病があると重症になりやすい
・発症前に嗅覚や味覚の異常が現れる場合が多く見られる
・若者、小児も発症し死亡する場合がある

繰り返しますがこれらは不確かな情報が含まれてます。
というか信用していいのは最後ぐらいです。
それ以外は誰にでも当てはまるものではなかったり、今後のウイルスの進化の方向によっては当てはまらなくなる可能性があります。

ウイルスの遺伝子は刻一刻と変化しますので、仮に2020年4月1日現在は若者に対する攻撃性が低かったとしてもいつまでもそれが続く保証はありません。
若者は発症しないからヘーキヘーキみたいな話は仮に現時点で事実だとしてもデマだと考えてください。
当初は小児に発症しないなどと言われてましたが小児の死亡例も複数報告されてます。

中国で小児コロナ患者「2000人超」の深刻度 | 財新 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

・・・

現時点で言われているこれらの特性からコロナウイルスの戦略が読めてきます。

若者に発症しにくいのは若者を積極的に攻撃するよりも乗り物として利用したほうが合理的だからと考えられます。
実際に中国や欧州ではキャリアとなった若者が各地に散らばって広範囲にウイルスを広める結果になりました。

こういう話をするとよく誤解されますが、ウイルスが意思を持ってるわけではありません。
ウイルスが遺伝子を複製する度にある確率で複製ミスが発生し、それがたまたま有利に働けばより多くの子孫を残していくことになるのです。
このような単純なロジックですが、大局的に見ると生物ですらないウイルスがあたかも意思を持っていて人間の行動パターンを読み裏をかいて挑発してるかのように見えます。

一度成功例ができてしまうとそれが戦略として定着します。
たまたま若者には潜伏するように変異したウイルスが若者を乗り物として利用することで見事に成功を収め、中国や欧州で勢力を拡大した後は日本でもそれが再現されてしまいました。
残念なことにキャリアとなった若者が東京から地方に散らばっていくというのは完全にコロナの思惑通りです。もしコロナに意思があったらほくそ笑んでることでしょう。

・・・

小児は発症しにくい理由はいくつか仮説があります。
私はウイルスの戦略によるものだと思ってます。ライオンが獲物の赤ちゃんを見逃すようなもので、将来の乗り物と獲物を絶やさないために小児はあえて見逃してるという考え方です。
ただ、COVID-19は生まれたてのウイルスですのでまだオーバーキルで獲物がいなくなるという経験をしておらず、COVID-19の先祖となったコロナウイルスの戦略を引き継いだという話になります。

別の仮説としては風邪やアレルギーで肺が傷ついた経験がないおかげでコロナに侵されにくいという説があります。

イタリアが新型コロナウイルスの“激震地”になった「2つの理由」と、見えてきた教訓|WIRED.jp
子どもが新型コロナウイルス感染症でそれほど重症化していない理由を研究しているほかの研究者は、子どもたちの肺が過去にアレルギーや汚染物質、または病気によって引き起こされる炎症反応を体験したことがない「損傷のない」状態であることが多く、それが新型コロナウイルスの攻撃に対する耐性を高めている可能性があると推測する。


大人と小児の免疫特性の違いに起因するという説もあります。


どれが本当なのかはわかりません。これら3つの仮説は対立するものではないので、それぞれの寄与があって危ういバランスの上で小児の発症が抑制されてるのかもしれません。

若者が発症しにくいという話にせよ、仮にコロナウイルスが戦略的に宿主を選んでいたとすると果たして宿主の年齢をどうやって認識してるのかという疑問が残ります。
何らかの分子生物学的な機構があったとしてもコロナウイルスの年齢特異性はそんなに正確ではないでしょう。安全第一に考えるのであればいっそ年齢特異性などないものと考えたほうがいいと思います。

持病の有無による特異性も不確かで、持病のない若者の死亡例も報告されてますので持病がないから大丈夫だという考えは捨てるべきです。

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コロナウイルス感染者は高確率で嗅覚や味覚を感じなくなることが報告されてます。

新型コロナ発症初期、嗅覚・味覚に異常 報告相次ぐ (写真=共同) :日本経済新聞

この症状は発熱などの他の症状がなくても出ることがあるので、もし嗅覚や味覚がなくなった場合はコロナの感染が疑われます。
ただし普通の風邪でも同様の症状が出る場合もあるため、焦って病院に駆け込むと本物のコロナをもらいかねませんので注意が必要です。

コロナウイルスが嗅覚障害を起こす理由としては嗅覚細胞を攻撃するという説明がされてますが、なぜコロナウイルスがこのようないたずらを行うのかという理由を考えるとこれもまた戦略が見えてきます。

匂いがわからなくなると体臭が気にならなくなって濃厚接触しやすくなるのではないでしょうか。
他人の体臭に対し鈍感にさせることによって濃厚接触の機会を増やし、ばら撒いてもらうための適応ではないかと考えられます。

他には、わかる人はわかると思いますが風邪の初期に見られる独特の匂いをわからなくして異常に気づくのを遅らせるという意味もありそうです。

この症状は再現性が2/3程度しかないことからまだ戦略としては完全に定着してません。
もし嗅覚を麻痺させることによる濃厚接触機会の増大がコロナの増殖を後押しするようならいずれ必ず嗅覚障害が出るようになるかもしれません。

・・・

最後に若者や小児の死亡例もあるという、現時点で確実な話をしておきます。
これは前述したコロナの年齢特異性のゆるさから起きてることなのか、若者には手加減して乗り物として利用する策略から若者も積極的に攻撃して医療を崩壊に追い込むという策略にシフトしてるのか、それはわかりません。
医療を崩壊させて感染爆発を起こすというやり方はイタリアで成功を収めてしまってるので、これが日本など他の地域でも起きないことを祈るばかりです。

コロナの立場で考えると目的はより多くの仲間を増やしていくことです。この目的を達成するためであれば手段を選ばないのがコロナです。
若者や小児を攻撃しないことがたまたまコロナが増殖する上で有利に働く局面なら若者や小児に対する攻撃性が下がるでしょう。
しかしコロナがある程度蔓延し、優先的に医療リソースが割かれるであろう若者や小児を積極的に攻撃して医療をパンクに追い込むほうが有利な局面になるとターゲットは若者や小児に移ります。
このままだと若者や小児に対する攻撃性が強まるのは時間の問題だと考えられます。

コロナは日々進化しており、既に世界中のコロナ(COVID-19)が1種類しかないということは考えられません。
各国の政策も違えば人々の行動も違うわけで、世界各地に適応した戦略の微妙に異なるコロナが既に複数いるのではないかと睨んでます。

このような状況で若者だから大丈夫という楽観論は有害でしかありません。
コロナが若者を積極的に攻撃するように進化してもなおこんな楽観論が独り歩きしていたら悲惨なことになります。

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当ブログではこれまでコロナの具体的な対処法を述べてきませんでした。
あえて言うとすれば手洗いうがい消毒の徹底、マスクをつける、人混みなど危険な場所を避ける、程度のことです。何も目新しい話はありません。
下手に不確かな対処法を広めるとコロナにその裏をかかれかねません。
社会全体で見ればコロナの蔓延と進化を遅くして時間稼ぎしてる間にワクチンやコロナに効く薬を開発するしかないのです。

進化のところを太字にしましたが、大事なのは進化を遅らせることです。
人から人へと感染し、また感染した細胞内でDNAを複製する度にある確率で複製ミスが発生し、それがたまたま人間の行動パターンや社会構造の問題にうまく当てはまってしまった場合に爆発的な増殖を許すことになります。
爆発的な増殖は爆発的な進化に繋がります。
ウイルスの進化を抑制するには人から人への感染を止めなければなりません。

・・・

これらを踏まえて自分が既にキャリアとなって感染してるという前提で行動するようにしてください。
マスクで自分が感染するのを防げるかというと疑問符が付きますが、自分から人に移すリスクは格段に下げることができます。
移さないということは進化を食い止められるということです。
これ以上進化させないことを意識して行動することが大切です。

私は近々予定してた松阪旅行を中止し、実家にも当分帰らないことにしました。
24日はすっかり油断して電車で日暮里の宗林寺に行きましたが、後々この行動を後悔することになるかもしれません。
マスクを着用し、つり革や手すりを触らないようにして手指やスマホのこまめな消毒を心がけてたので大丈夫だと思いたいですが。

個人的な考えになりますが、過度な自粛や政府による封鎖はコロナの増殖と進化を抑制する上ではむしろマイナスに働くのではないかと見てます。
封鎖されるという恐怖は買いだめや帰省を促しましたし、経済を停止させるような我慢大会をいつまでも続けるのは不可能です。

ウイルスを拡散、進化させないように気をつけつつ経済は温存していかなければやがて経済が死に、それが結果としてコロナに勝利をもたらしてしまうのではないかと思うのです。
というわけで当店はこれからも普段どおりの営業を続けます。ただし対面販売は無しです。

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