2016.10.23 Sunday
Universe Sandbox 2で遊んでいると地球が奇跡の星であることに気付かされます。
特に太陽系の重力バランスが非常にデリケートであることから太陽系の詳しい生い立ちが気になっていろいろ調べたりもしています。
学生の頃は生物と化学が専門でしたが、もし数学に強ければ天文に行ってたと思うぐらい宇宙や星が好きです。
スタートレックをはじめとした宇宙SFもマイナーなものも含めて結構好きだったりします。
もともと知的好奇心のカタマリのような少年でしたし、今も全然変わってません。きっと死ぬまで同じままでしょう。
・・・
太陽系の成り立ちは原始太陽系星雲から太陽と惑星が同時に生まれたと言われてます。(京都モデル)
ところがこれが結構複雑で、木星型惑星が2個じゃないといけないとか、地球の前に巨大地球型惑星があったが木星の力によって破壊されて太陽の養分になってその残りから地球が生まれたとか、いろいろとご都合主義的設定が提案されているようです。
月の誕生すらご都合主義としか思えない説が支持されてますから、それが事実だとすると地球は大物芸能人二世のボンボンよりも遥かに運が良かったことになります。
しかし宇宙には文字通り星の数ほどの星がありますので、母数が多ければ奇跡と呼べるものもありふれた存在になります。
私の計算ではこの銀河系だけで100万個も電波を送受信できるレベルの文明が存在するようです。(地球人と宇宙人を参照)
ただ、この計算をした頃は太陽系形成がそんなに厳しいものとは知らなかったので1〜2桁ぐらい厳しく見積もるべきかもしれません。それにしても十分多いと思いますが。
文明がそれだけありふれている論拠となっているのは、恒星の大半は太陽よりも小さくて長寿命な赤色矮星であるという点です。
赤色矮星とは何か、それは次の動画を見るとよくわかります。
字幕をつけて見ると大変わかりやすいです。
簡単に要約すると、赤色矮星は太陽の8〜50%の質量を持ち、恒星の7割を占めるほどありふれていて、宇宙の年齢よりも遥かに長寿命(兆年オーダー)で、惑星を持つものも少なくなく、ただいくつか問題もあるよ、という話です。
動画でも説明されていますが、太陽はいずれ膨張して全ての生物は地球に住めなくなります。特に人類のような生物が生きられるのはあと8億年が限度と考えられます。
人類(または人類が滅んだ後に出てくる知的生命体)が生き延びるには太陽系を脱出する他なく、その行き先として有望なのが赤色矮星系です。
ただし赤色矮星の多くは活動は不安定で惑星が灼熱と凍結を繰り返すぐらいの厳しい条件になってしまうようです。
しかし人間と同じように赤色矮星にも個性があり、例えば重元素を多く含む赤色矮星は活動が安定すると考えられます。しかも都合がいいことに重元素を多く含むということは重元素の多い星雲から生まれたということで、安定した赤色矮星には高確率で地球型惑星を持つことになります。
さらに補足すると赤色矮星は今後もどんどん新しく作られ続けます。
現在の宇宙にはベテルギウスのような重くて巨大な星がそれなりにありますが、それは密度の濃いガス星雲がまだ銀河の中に残っているからで、それが消費され尽くすと大質量星は生まれなくなります。
大質量星が生まれなくなっても赤色矮星を含む小質量星は生まれ続けます。しかも大質量星が寿命を終えて爆発した重元素を豊富に含む残骸を材料に作られるので、未来の宇宙では有用な赤色矮星が今以上にたくさん存在するようになるのです。
・・・
宇宙レベルでは未来は意外と明るいようです。
太陽の膨張なんて何億年も先の話で、それが問題になるぐらいの未来まで人類が生き残っているかどうかはわかりません。
しかし人類には40億年近く生きてきたという実績があります。人類としての生物学的特徴を得てからは300万年程度ですが、生命誕生からカウントすると少なくとも38億年生きてきました。さらに生命誕生の現場が地球外だとすればその年数は最大で倍以上にさえなります。
これだけ長く生き永らえてきた生命体が簡単に死滅すると考えるほうが不思議じゃありませんか?
種という枠組みで見ると絶滅は珍しくありませんが、絶滅は世代交代の過程でもあるので分岐進化しつつ適応していけば根絶やしになることは避けられます。
今日まで人類を含む全ての生物が絶滅しなかったのは「生きることを諦めなかったから」だと考えられます。
きっと人類滅亡の時が来るとすればそれは核戦争でも氷河期でも太陽の膨張でもなく、生きることを諦めたことが原因となるでしょう。
もし我々の子孫がいつか根絶やしになると決めつけてしまえば、それは現在の我々の存在意義さえ否定することになってしまいます。
こんなマイナス思考で生きることを諦める人が多いご時世ですが、宇宙スケールの永遠に思えるような時間も1日1日の積み重ねなのです。
同時に我々が人生の重大事件と思うような悩みごとも宇宙スケールでは全くどうでもいいことに気付かされるでしょう。
せっかく未来は明るいのですから、小さいことは気にせずポジティブに生きましょう!
特に太陽系の重力バランスが非常にデリケートであることから太陽系の詳しい生い立ちが気になっていろいろ調べたりもしています。
学生の頃は生物と化学が専門でしたが、もし数学に強ければ天文に行ってたと思うぐらい宇宙や星が好きです。
スタートレックをはじめとした宇宙SFもマイナーなものも含めて結構好きだったりします。
もともと知的好奇心のカタマリのような少年でしたし、今も全然変わってません。きっと死ぬまで同じままでしょう。
・・・
太陽系の成り立ちは原始太陽系星雲から太陽と惑星が同時に生まれたと言われてます。(京都モデル)
ところがこれが結構複雑で、木星型惑星が2個じゃないといけないとか、地球の前に巨大地球型惑星があったが木星の力によって破壊されて太陽の養分になってその残りから地球が生まれたとか、いろいろとご都合主義的設定が提案されているようです。
月の誕生すらご都合主義としか思えない説が支持されてますから、それが事実だとすると地球は大物芸能人二世のボンボンよりも遥かに運が良かったことになります。
しかし宇宙には文字通り星の数ほどの星がありますので、母数が多ければ奇跡と呼べるものもありふれた存在になります。
私の計算ではこの銀河系だけで100万個も電波を送受信できるレベルの文明が存在するようです。(地球人と宇宙人を参照)
ただ、この計算をした頃は太陽系形成がそんなに厳しいものとは知らなかったので1〜2桁ぐらい厳しく見積もるべきかもしれません。それにしても十分多いと思いますが。
文明がそれだけありふれている論拠となっているのは、恒星の大半は太陽よりも小さくて長寿命な赤色矮星であるという点です。
赤色矮星とは何か、それは次の動画を見るとよくわかります。
字幕をつけて見ると大変わかりやすいです。
簡単に要約すると、赤色矮星は太陽の8〜50%の質量を持ち、恒星の7割を占めるほどありふれていて、宇宙の年齢よりも遥かに長寿命(兆年オーダー)で、惑星を持つものも少なくなく、ただいくつか問題もあるよ、という話です。
動画でも説明されていますが、太陽はいずれ膨張して全ての生物は地球に住めなくなります。特に人類のような生物が生きられるのはあと8億年が限度と考えられます。
人類(または人類が滅んだ後に出てくる知的生命体)が生き延びるには太陽系を脱出する他なく、その行き先として有望なのが赤色矮星系です。
ただし赤色矮星の多くは活動は不安定で惑星が灼熱と凍結を繰り返すぐらいの厳しい条件になってしまうようです。
しかし人間と同じように赤色矮星にも個性があり、例えば重元素を多く含む赤色矮星は活動が安定すると考えられます。しかも都合がいいことに重元素を多く含むということは重元素の多い星雲から生まれたということで、安定した赤色矮星には高確率で地球型惑星を持つことになります。
さらに補足すると赤色矮星は今後もどんどん新しく作られ続けます。
現在の宇宙にはベテルギウスのような重くて巨大な星がそれなりにありますが、それは密度の濃いガス星雲がまだ銀河の中に残っているからで、それが消費され尽くすと大質量星は生まれなくなります。
大質量星が生まれなくなっても赤色矮星を含む小質量星は生まれ続けます。しかも大質量星が寿命を終えて爆発した重元素を豊富に含む残骸を材料に作られるので、未来の宇宙では有用な赤色矮星が今以上にたくさん存在するようになるのです。
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宇宙レベルでは未来は意外と明るいようです。
太陽の膨張なんて何億年も先の話で、それが問題になるぐらいの未来まで人類が生き残っているかどうかはわかりません。
しかし人類には40億年近く生きてきたという実績があります。人類としての生物学的特徴を得てからは300万年程度ですが、生命誕生からカウントすると少なくとも38億年生きてきました。さらに生命誕生の現場が地球外だとすればその年数は最大で倍以上にさえなります。
これだけ長く生き永らえてきた生命体が簡単に死滅すると考えるほうが不思議じゃありませんか?
種という枠組みで見ると絶滅は珍しくありませんが、絶滅は世代交代の過程でもあるので分岐進化しつつ適応していけば根絶やしになることは避けられます。
今日まで人類を含む全ての生物が絶滅しなかったのは「生きることを諦めなかったから」だと考えられます。
きっと人類滅亡の時が来るとすればそれは核戦争でも氷河期でも太陽の膨張でもなく、生きることを諦めたことが原因となるでしょう。
もし我々の子孫がいつか根絶やしになると決めつけてしまえば、それは現在の我々の存在意義さえ否定することになってしまいます。
こんなマイナス思考で生きることを諦める人が多いご時世ですが、宇宙スケールの永遠に思えるような時間も1日1日の積み重ねなのです。
同時に我々が人生の重大事件と思うような悩みごとも宇宙スケールでは全くどうでもいいことに気付かされるでしょう。
せっかく未来は明るいのですから、小さいことは気にせずポジティブに生きましょう!
- by: ふーちゃん
- 生命科学
- 01:32
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