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大学院とかマジでやめとけ

2020.08.27 Thursday

すっかり忘れてましたが、9年前の今頃は私の人生の転換点となった出来事がありました。
私の人生どころか京大やその他国立大学の命運まで変えてしまったかもしれません。

それは何か、院試です。

実は10年前にも京大の院試は経験してますが落ちてしまいました。
ここで諦めればよかったものを、浪人して翌年にリベンジしたところめでたく合格しました。

よかったね、おめでとう。

ところが問題はここからで、入って早速アカハラされました。
アカハラの内容については大学院生・大学院志望者のためのアカハラ対策マニュアルで詳しく述べてますが、私のこれまでの努力を否定するようなひどいものです。

しかしアカハラをした相手が悪かったですね。
こうしてブログに晒されてしまうのもこの私にアカハラをしたからです。
9年前の院試はもしかすると、長谷川くんが唐澤弁護士を引いたのと同じぐらいの歴史的重大事件だったかもしれません。

余談ですが私が学部の頃に行ってた大学は所謂Fランと呼ばれているところで、その大学は私が所属していたバイオ系の学部の他に法学部がありました。
ところが法学部は廃止されました。これは唐澤弁護士の炎上とは無関係ではないと思われます。

私がブログやツイッターでアカハラを晒してるのもあちこちに影響を与えてる可能性がありますが、この調子で影響力を拡大して国立大学を解体に追い込めたらと思います。

解体後の話についてはこちら。
NHK、国立大学解体後の組織再編案

・・・

表題に入る前に、大学院進学率が上がっていった歴史的背景から述べていこうと思います。

大学院進学率を語る上で大学進学率は切っても切り離せない関係にあります。


(出典:科学技術指標2018・html版 | 科学技術・学術政策研究所 (NISTEP))

かつて大学進学率は25%ほどでしたが、それが現在では半数を超えています。
つまり4人に1人が大学に行ってたのが2人に1人は行くようになったということです。

ところでグラフを見て何か気づくことはないでしょうか。
90年頃から進学率が伸びてますが、黄色の縦棒で示されてる大学入学者数はあまり変わっていないことがわかります。
このデータが意味することは少子化で人口が減っても大学は定員を減らさず、常に一定の学生を受け入れてきたということです。

学生がたくさん集まれば集まるほどお金になるのでこれは当然と言えます。
むしろ減らしてしまうとどうやって経営状態や教員の雇用を維持していくかという問題に直結します。

しかしながら大学進学率を上げていくのは限界がありますので、少子化が進むといずれ学生が減ることは避けられません。
実際に多くのFランク大学は定員割れのフェーズに突入しています。というか割れてるからこそFランク、つまりボーダーフリーになってると言えます。

そこで次なる手として大学が打ち出したのは同じ学生にできるだけ長く居座ってもらおうという戦略です。
特に定員割れによるFラン化を嫌った国立大学は学部定員を大学院定員に振り替えることで偏差値を維持しつつ学生数を定常的に確保しようとしました。
これはポスドク1万人計画というおかしなことをやろうとしてた文部省とも利害が一致したため、文部省主導で国立大学を中心に大学院重点化が行われることになりました。


(出典:2.高等教育の全体像:文部科学省)

このデータは2004年までしかないのでちょっと古いですが、1990年と1996年の間で不連続的に学生数も進学率も増えてることがわかります。大学院重点化はこの間に大きく進められました。
その後も学部定員を大学院定員に振り替えることはじわじわ続けられており、学生数はどんどん増えていったことが見て取れます。

さて、大学院定員が増えてくると学部より大学院のほうが簡単に入れるという現象が起こりました。
これに目をつけて大学院から東大や京大に入るという学歴ロンダリングがブームとなりました。


学歴ロンダリング自体は大学院重点化が始まった頃から細々と行われてましたが、この本が出たことによって一種の社会現象にまでなりました。
この本が出たのは2008年で、著者の神前悠太は学歴ロンダリングが流行するよりもずっと前の2005年に学歴ロンダリングを実行して東大に入りました。
その頃であれば本当に裏技と言えるぐらい簡単に東大に入れたと思われますが、皮肉にもこの本がブームを起こしたことで競争が激化してそこまで簡単な方法ではなくなりました。

私もこの本に影響されて学歴ロンダリングを行った1人ですが、学歴ロンダリングで得ができた最後の世代かもしれません。
学歴ロンダリングがブームになったことで様々な弊害が発生し、競争が激化しただけでなく大学院でのアカハラや差別も多発することになったと考えられます。
また、就職に関してもロンダ学生が必ずしも仕事ができるわけではないということがバレてきてさほど有利ではなくなってしまいました。

学歴ロンダリングという裏技が既に終わってることは、絶版になったこの本の中古が200円で出回ってるという事実が雄弁に物語ってます。

・・・

翻って今日では学歴ロンダリングをやるメリットは全くなく、貴重なお金と時間を無駄にするだけです。
10年前であればよかったかもしれませんが、現在では国立大学の内情は腐敗しきっていて9年前でもウジ虫が湧いてたことを考えると今ではもう美味しいところは全部食われてウジ虫同士で共食いをするフェーズに入ってると思われます。

結論として一言で言えば大学院とかマジでやめとけと。

これが学歴ロンダリング目的ではなく、就職を先延ばしにするために元いた大学の大学院に行く場合でも同様にやめるべきです。
国立私立関係なく、大学院とは少しでも多くの授業料を長く吸い取るための詐欺のようなシステムです。
これにまんまと引っかかる人間がいるから詐欺が存続してるのであり、学生の皆さんがこのことに気づいてこの詐欺システムを早急に破綻させなければなりません。

研究がやりたいのであれば就職するなり起業するなりしてやればいいのです。
わざわざ大学院という腐った場所で授業料を払いながらやる必要はありません。

ここまで言ってもピンと来ない人のために経営者目線から説明しましょうか。
多くの大企業では学歴を基準に正社員の給料を決めてるので、院卒は給料が高い分それに見合った仕事をしてもらわないと困ります。
そもそも学歴で給料を決めるというシステムが時代遅れでおかしいと思いますが、大企業は往々にして保守的で時代遅れのシステムを色濃く残しています。
経営者がそういう方針である以上は人事部も大卒と同レベルにしか仕事ができないくせに給料を多く出さないといけない院卒を積極的に採用する理由はないのです。

そして院卒ははっきり言ってサラリーマン向けではない人が多いので経営者にとってはリスクが高いです。
これはそもそも正社員というシステムの問題ですが、解雇規制があるせいで企業は正社員を簡単にクビにできませんので就活は無駄にたくさんの面接やペーパーテストがあるのです。
ここに大卒と院卒が来た場合、リスク回避の観点から大卒を優先的に採用するのは経営者として自然な行動ではないでしょうか。
皮肉なことに院卒にいろいろ問題がある人間が多いということも学歴ロンダリングブームで企業に知られてしまいました。

・・・

今回この記事を書いたのは、お姉ちゃんのお友達が生物系の大学院に落ちた…とか言ってるからです。

生物系の大学院なんか行っても何もいいことはないので落ちて正解です!

今でこそ大学院は全部オワコン化してますが、生物系は他の分野に先んじて10年以上前から終わってました。
なので私は生物学科を出ていながら大学院は化学に変更したのです。
それでクソ研究室に行ってしまったとはいえ、これでも生物系に行くよりはマシな選択だったと思ってます。
実際に同じ大学の生物学科から京大の生物系に進学した仲間はみんな途中でやめていて、化学に行った私が唯一の生き残りになりました。

生物系がいかに悲惨な状況にあるかというのはこちらで詳しく解説してます。
もはや科学としての体をなしてない生命科学

それにしても、10年前あれだけピペドが問題になったというのに今の若い世代はそれを知らないということに驚きます。
それとも知ってても正常化バイアスで自分は大丈夫だと思ってるのでしょうか。

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